2017年11月16日 (木)

人類とその共生微生物群が『超個体』として共進化してきたのだ

■ねじれの医学 リンク より
「寄生虫なき病」の146ページにこんな言葉があります。
「人類は単独の種として進化したわけではなく、人類とその共生微生物群が『超個体』として共進化してきたのだということは、現在では広く理解されている。」
デューク大学  ウィリアム・パーカー
人体も、皮膚、骨、内臓だけで成り立っているのではありません。皮膚の表面にいる常在細菌も、カビも、大腸にいる腸内細菌も寄生虫、原虫も、内臓に住むアメーバも寄生虫もひっくるめて、みんなで一つの個体だと考えるのが「超個体」という概念です。
そう考えると、さまざまな人種、生物、鉱物などがバランスを取って共生している地球も、多くの星や生物から成り立つ宇宙も、超個体と言えるでしょう。
ところが、一握りの優性種が、劣性な存在を自由に操作し、必要と思われないものは全滅させてもいい、というグローバリズムが超個体をメチャメチャにしています。各々が拮抗し合って、バランスをとって共存していたのに、小さく繊細な者から絶滅し、大きくたくましい者だけが生き残る、という弱肉強食の世界になってしまったのです。
私たちの体を見れば、もっとよくわかります。
さまざまな生命体が、それぞれの役目を帯びて体内で共存してきました。人体の新陳代謝を補助するために、多くの微生物(細菌、カビ、ウイルス、原虫、アメーバ、プリオンなど)が関わっています。
かれらは、私たちの細胞と親戚のようによく似ています。たとえば、細胞内のミトコンドリアは、エネルギーを産生する重要な器官です。そんな重要な器官なら、初めから存在したかのように思います。
ところが元は、細胞に寄生する細菌だったそうです。それがいつしか自分のDNAを捨てて、私たちのために奉仕する存在に変わってしまったのです。
皮膚の間に散在するランゲルハンス細胞も、まるでアメーバのように、外部の毒素に触手を伸ばして防御してくれます。この細胞も、かつては皮膚に寄生するアメーバだったのかもしれません。
このように寄生していたものが、後に同化して私たちの役に立っているケースは多々あるはずです。となると、微生物だからすべてが害を及ぼす、と考えて一網打尽にすることは、私たち生物の進化にとって不利なことではないでしょうか?
こうして共存してきた寄生虫、細菌、カビ、ウイルスなどを、現代医学は敵とみなして撲滅してきたのです。そうやって殺菌、除菌で病気が消えるのかと思いきや、もっと複雑な、アレルギーや自己免疫疾患が激増しているのが現状です。そしてそれを治すという薬を開発して、その副作用でまた病気が増える。このような悪循環を、早く終わらせてほしいと願います。
抗生物質で細菌を殺すとカビやウイルスが増え、ウイルスを殺すとがん細胞が増え、がん細胞を殺すと自分も死ぬという生命の連鎖に、私たちはそろそろ気づいても良いころです。




猪飼野

2017年11月14日 (火)

第三の生命圏

リンク
地球表層の約7割を占める海の下には、約1029細胞の微生物が生息する広大な「海底下生命圏」が存在することが知られている。これまでの科学掘削調査において、海底下に生息する微生物の多くが地球表層の生命と系統的に大きく異なり、特異な進化を遂げた性状未知の微生物種から構成されることや、有機物に富む大陸沿岸域の海底堆積物に生息する微生物の多くが「生細胞」であること、外洋の堆積物環境に酸素が豊富に存在する好気的な生命圏が広がっていることなどが明らかになっている。さらに、2012年には海底下2,466mまでの掘削コアサンプルの採取に成功し、世界最深の海底下微生物群集の存在が確認された。
これらの成果は、地球内部の地下環境に「陸」や「海」の生命圏とは特性が大きく異なる「第三の生命圏」が存在し、そこに生息する微生物の代謝活動が、有機物の分解や天然ガス(メタン)の生成など地球規模の元素循環に大きな役割を果たしている。一方、海底下深部にいる微生物の栄養源や生育の速さについては不明であったため、2012年、地球深部探査船「ちきゅう」により八戸沖の水深1,180 mの海底から採取された海底下約1.6 kmの泥岩層と2.0 km付近の石炭層(褐炭)のサンプルを用いて、単一細胞レベルのより詳細な分析研究を実施した。
同サンプルを無酸素環境下で滅菌されたガラス瓶に入れ、炭素、窒素、水素の安定同位体で標識されたメタノール、メチルアミン、アンモニウムイオン、重水を基質としてそれぞれ少量ずつ添加し、現場環境に近い温度で暗所に静置した。実験開始から30ヶ月後、ガラス瓶の中に含まれるメタンや溶存無機炭素(二酸化炭素)の炭素・水素安定同位体組成を測定した。次にガラス瓶から取り出したサンプルに含まれる微生物細胞をセルソーターを用いて分取・濃縮した後、1細胞あたりに取り込まれた安定同位体の量を、超高空間分解能二次イオン質量分析器(NanoSIMS)を用いて測定した。さらに、それらの細胞からゲノムDNAを抽出し、次世代シーケンサーを用いて16S rRNA遺伝子断片の塩基配列を解読し、この実験により生育した微生物の種類を同定した。
その結果、安定同位体で標識された基質をサンプルに添加してから30ヶ月後、ガラス瓶の中に含まれるメタンの約0.04%が"重い"メタン(13Cに富むメタン)に変化していた。これは、13Cで標識されたメタノールやメチルアミンを基質とするメチロトローフな代謝活動によるもので、微生物が生育のためのエネルギーを獲得し、最終産物としてメタンが生産されたことを示唆している。
<中略>
この研究では、炭素や窒素の同化作用を示した全ての微生物細胞が、重水に由来する水素(2H)を窒素(15N)とほぼ同じ割合で同化していたことが明らかとなったほか、細胞に同化されたメチルアミンやメタノールに由来する13Cの量は、15Nや2Hよりも少ない傾向が認められた。これは、メチルアミンやメタノールが、細胞を構成する新しい生体化合物の元素として使われるだけではなく、呼吸によりエネルギーを獲得する代謝に使われ、その代謝産物が細胞外に排出されたためと推察される。さらに、1細胞あたりの全窒素と全水素の量と、30ヶ月間に固定された15Nや2Hの量の割合から、細胞の倍加時間を推定したところ、数十年から数百年の時間を要することが明らかになった。
また、30ヶ月後のサンプルから直接ゲノムDNAを抽出し、微生物の種類を調べた結果、それらの多くが約2000万年前の陸域の森林土壌や浅海の堆積物環境に由来する固有の地下微生物であることが確認されたとともに、長期生存のための内生胞子を作る微生物種や好熱性細菌と推測される微生物種が検出された。
これらの研究成果は、大陸沿岸の有機物に富む海底堆積物に生息する地下微生物群が、地層中に含まれる有機成分を持続的に分解し、地質学的時間スケールと空間規模で、石炭の熟成や天然ガス(メタン)の生成といった炭化水素資源の形成プロセスに重要な役割を果たしていることを示唆している。
一方で、地下微生物がどのようなメカニズムで生命機能を長期間維持するのか、その生命生息可能限界はどこにあるのか、そもそも過酷な地下環境で生命の進化は起きているのか、といった根源的な問いは依然として不明のままである。研究グループは今後、これらの地下微生物が有する潜在的な遺伝子機能や環境適応・進化プロセスに関する理解と利活用手法の研究開発をさらに深め、海洋・地球環境と人間社会の未来構築に活かしていきたいと考えていると説明している。



す太郎 

共生細菌と宿主は一体となって外圧に適応する

共生細菌は、宿主にとって有益となる作用をもたらして、日常の生命活動の維持に貢献していることが多いです。
また、宿主がウイルス攻撃などにより逆境にさらされた場合、共生細菌は最も抵抗力の高い種が繁殖することで、宿主と一体となって適応可能性を高めています。
大きな外圧変化が生じたときに、生物は進化を遂げて生き残る可能性を広げますが、遺伝子変異だけでなく、共生細菌との協働も進化の重要な要素であるといえます。
◇共生する細菌とともに進化する動物:ショウジョウバエのウイルス抵抗性と寄生細菌ボルバキアリンク
<生命科学の雑記帳>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
ショウジョウバエに寄生する細菌ボルバキアは、体内に侵入するウイルスの増殖を阻止して、ハエを守るという善玉菌の側面を持っている。ボルバキアのウイルス抵抗性のレベルは、ハエの集団でさまざまだが、これは遺伝的変異によりもたらされている。本連載65回では、ボルバキアに感染したネッタイシマカを増やして、デングウイルスの伝播を阻止する試みを紹介した。
9月29日付けのPLos Geneticsで、ポルトガルの国際研究所Instituto Gulbenkian de CienciaのElio SucenaとLuis Teixeriaをリーダーとする研究グループは、共生するボルバキアが宿主としてのショウジョウバエにおけるウイルス抵抗性の進化に直接関わっていることを報告した。
彼らは、4つの集団のショウジョウバエに、世代毎に、ショウジョウバエCウイルス(Drosophila C virus: DCV)を胸郭に接種し、生き残ったものを選択した。DVCは、1970年代にショウジョウバエから分離されたRNAウイルスで、当初、ポリオウイルスと同じピコルナウイルス科とされたが、現在は、ピコルナウイルス目のジシストロウイルス科に分類されている。このウイルスをショウジョウバエに接種すると、多くは3−4日で死亡する。Sucenaらは、生き残ったハエにウイルスを接種するという試みを20世代にわたって繰り返すことにより、抵抗性の集団を作り出した。この抵抗性集団のゲノムを、最初の集団(祖先グループ)、対照としてのウイルスを接種しない集団と比較した結果、そのゲノムには125カ所に一塩基多型(SNIP)が見られ、そのうち111カ所はウイルス抵抗性にもっとも強く関連していた。ウイルス抵抗性はゲノムの変異から生まれたことがうかがえる。
一方、ボルバキアの染色体の遺伝子型を調べた結果、祖先のハエでは、3つのタイプのボルバキアが混在していて、対照集団も同じだったが、ウイルス抵抗性集団では、1つのタイプのボルバキアだけになっていた。宿主がウイルスに曝された結果、内部に寄生する細菌集団は宿主をもっとも保護するタイプのものに集約されていたと考えられた。宿主と内部寄生菌が一体となって、ウイルスに対する遺伝的抵抗性の宿主が進化していたのである。
これまで、ウイルスが宿主と共進化した例は1950年にオーストラリアで、ヨーロッパから持ち込まれた野ウサギ退治のために、致死的感染を起こすウサギ粘液腫ウイルスを散布して、最終的にウイルス抵抗性のウサギの進化とウイルスの毒性低下という共進化が起きたことがあった。今回は、1世代が2週間という短いショウジョウバエで、実験的に宿主と内部共生細菌がウイルスの選択圧で共進化を起こすことを初めて示したことになる。
////////↑↑転載終了↑↑////////




稲依小石丸

2017年11月13日 (月)

同性愛は人間だけでなく動物にも見られる親和行動

最近テレビで30年前に流行った保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)が復活し、それをLGBTコミュニティが抗議声明を発表。それ以降、なにかとLGBTが注目されています。
僕は、LGBTの方には申し訳ないのですが、生物として子孫が残せない同性愛者さんは観念が倒錯しちゃった人なんだろうな~と思っていました。
その証拠に生物には同性愛なんてない!と思って調べたところ、明治以前の日本ではもちろん(ex.織田信長)、広く生物の間で同性愛のような行動は見られるようです。
オスロ大学の研究では同性愛的行為は自然界においても一般的だと発表されており、今まで同姓愛行為が確認された動物は1500種類以上にのぼるとされています。特に群れをなす社会的な動物にその傾向が強いようです。
同性愛行動は主に親和行動の延長として現れており、集団の結束力を上げるのに一役かっています。
逆に男と女の恋愛のみに縛られるのは明治時代のキリスト教の考えを受け入れてから。
こう考えてみるとLGBTの問題は、キリスト教により破壊された集団内の親和充足を取り戻す本源的な潮流なのだと考えられます。
----------------------以下引用----------------------
Glorious Rainbow(リンク)
 オスロ大学は、過去の研究で同性愛的行為は自然界においても一般的だと発表しました。今まで確認されただけでも1500種類以上にのぼります。特に群れをなす社会的な動物にその傾向が強いと言われます。以下ではその中でも特に代表的な動物を紹介します。
1、チンパンジー
 人間と近縁の種であるチンパンジーです。チンパンジーの中でも特にボノボと呼ばれる種は、全ての個体がバイセクシュアルだと知られています。繁殖のために行われる性行為の他に同性同士でもオーラルセックスが行われてます。同性の性行為自体が群れの結びつきを強める大事な役割を果たすそうです。
2、ライオン
 ライオンは、ボスとその兄弟で群れを引率します。ボスへの忠誠、あるいは群れの中での位置づけを明確にするために同性愛的行為が行われます。どの群れでも一般的な習慣であるようです。群れの結びつきを強くする役割を持つ点はチンパンジーと同じですね。
3、イルカ、シャチ
 最も高い知能を持ち、人間に近い認識・社会的能力を持つイルカです。こちらも同性愛的行為がよく見られます。男女のつがいは一時的な関係であるのに対し、オス同士のつがいは何年にも渡って一緒に行動するそうです。イルカは群れ同士が遭遇すると衝突が起こりがちになりますが、”乱交”が行われることによって緊張が緩和されます。
4、ペンギン
 ペンギンのゲイのカップルはよく知られていますね。いろんな動物園で同性同士のつがいが確認されてます。去年はゲイのカップルがはじめて卵を返すのに成功したことがニュースになりました。
5、カモメ
 カリフォルニアで行われた研究調査によると、西洋カモメの14%のつがいがレズビアンのカップルであることがわかりました。これらのつがいは、それぞれがオスカモメと交尾することを厭わないようで、オスと交尾してから自分の同性パートナーの元に戻り、卵を一緒にかえすそうです。なんともドライな関係ですね。
一方で、昆虫界に同性愛は存在しないという研究結果もあります。カブトムシや、トンボのオス同士の交尾は有名ですが、これはオスが性衝動を我慢できなかった結果によるもので、初めから同性に対する性的指向があるわけではないとのことだそうです。
----------------------引用終了----------------------




松下晃典

2017年11月11日 (土)

その病気「自作自演」かも。武田教授が原始時代の生活を勧める訳

リンク より
●私たちの求める健康は「動物や原始時代と似た生活をする」ことが大前提
果物が嫌いというわけでもないのですが、皮を剥いたり種を出したりするのが面倒で、つい手が出ずにいつも家内に怒られています。でも、果物がなんとなくイヤなのはそれだけでは無いのです。
生物というのはもともと「自分で必要なものは自分の体で作る」のが原則で、ベジタリアンが野菜だけを食べていても自分の体の肉を作ることができるように、体内で必要なものは合成します。でも、同時に生物は自分の祖先の生活に影響を受けています。「人間と果物」では、人間の祖先がサルだったので木の上で果物を食べていました。その結果、もともとは自分の体の中で合成していたビタミンCを合成できなくなったのです。
サルから進化した人間では体内のビタミンC合成工場が止まっていて、仕方なく果物を食べなければならないのです。私はそれに腹が立って、果物嫌いというわけです。
もちろん、人間は生物であり、動物であり、サルの子孫でもあります。だから人間は生物、動物、サルの影響を強く受けているのですが、「調理したもの(人間以外の生物は自分が食べるものを調理することはない)を食べる」「栄養学などを勉強する」「家の中にいることが多い」「エアコンで温度一定」「自分の足で移動しない場合が多い」などまったく他の生物とは違う生き方をしています。
だから人間だけは生活の様式にそって他の動物とは違う体になっていなければならないのですが、体だけはまだ昔のままなのです。
奇妙なことが数多くあります。朝起きると歯を磨きますが、動物で歯を磨いているのを見たことはありません。朝食は大事と言いますが、動物はいつも餌がとれるわけではありません。お腹がすいてきたら狩りに出かけ、その日は不運にも食事にありつけないことすらあります。
体の構造を決めたり、健康を維持する第一は私たちの体の中の遺伝子ですが、遺伝子は元来、化学物質ですから容易なことでは変わらず、10万年ぐらいもすれば少しずつ変わってくるといわれています。でも1万年前はまだ石器時代で人間はほとんど動物と同じ生活をしていました。
ということは、私たちの健康というのは「まずは動物や原始時代と似た生活をする」ことが前提になります。朝起きたらまず太陽の光を浴びる(動物では当然)、テレビなどを見る前に体を動かす(動物では当然、以下同じ)、やや不足気味の食事をとる、生活に必要なぐらいの軽い運動をする、敵がいないか危険では無いかを五感と頭脳を使って警戒する、土や草などの自然と接する、暗くなると寝る…などです。
●その病気、「自作自演」になっていませんか?
最近、健康の第一歩(ガンの予防でも同じことが言われる)として、日光浴、深呼吸、軽い運動が大切と言われますが、これも当然です。そして飽食しない、少し熱めの風呂に入るなども良いとされます。また動物は獲物を追いかけるのに10分ぐらいの激しい運動はしますが、人間のようにテニスやマラソンを1時間もすることはありません。
ところが、体の不調を訴える人の様子を聞いてみると、朝起きてもベッドでグズグズしていてテレビを見ていたり、ほぼ一日中エアコンの部屋に入っていたり、そうかと思うと激しい運動をスポーツと称して真夏に何時間もしたりします。また夜も遅くまで起きていますが、もともと150年ほど前にエジソンが電球を発明するまでは基本的には「暗くなったら寝る」のが普通でした。
つまり、「体の調子が良く、楽しい人生」を送りたかったら、少なくとも朝起きたら太陽の光を浴び、軽い運動(台所など)をして体を慣らし、テレビ、エアコンなどは余り使わずに日光の当たるところで自然と接しながら過ごし、男性は少しきつい運動をし(血管の構造などがそうなっている)、食事は腹八分目か朝食を抜き、夜もできれば10時頃には寝て、夜明けとともに起きるという生活をしてから「体の調子はどうかな?」と様子を見ることです。
あまり運動もせずに「便秘」になったとか、朝の太陽も浴びずに「精神的に不安定」とか、日光浴不足で骨粗鬆症になったり、たらふく食べて肥満や糖尿病になったりするのは、まさに「自作自演」なのです。さらにそれに加えて「幼稚園がうるさい」と怒鳴り込んだり、マンションで上の階の足音が聞こえるなどと神経過敏になる人もいますが、これも「自作自演」が嵩じた例でもあります。
森に足を踏み入れると爽やかな気持ちになりますが、これは樹木の中心部にあるフェノール性の化合物の臭いと、木々の葉がこすれ合う高周波の音とも言われています。私たちは海の中、森の中から出てきたものですから、心理的にも自然に接することは大切です。





 
加藤俊治

2017年11月 6日 (月)

39億年前の岩石から地球最古の生命の痕跡が発見。

カナダの39億年前の岩石から、地球最古の生命の痕跡が発見されました。
これまで確認された世界最古の生命の痕跡は、グリーンランドで見つかった38億年前のものに比べ、1億年古いものになります。
記事を紹介します
こうして年々、より古い岩石から生命の痕跡が発見されていますが、現時点で古い岩石を採掘できる条件を考慮すると、最古の生命はもっと古いものであると考えられます。
しかし、地球(と月)の誕生が45億年前の灼熱の状態で、オゾン層もないのであれば、有機物のふんだんなスープのような環境の中で生命が誕生しとは考えにくい。
むしろ、生命は、高温、高宇宙線のなかで、そのエネルギーとともに存在していたものであり、冷えていくに従って一方向的にエネルギーを減らしていくのではなく、減と増を波動状にして平衡状態を維持する存在として生まれたのではないか?
という仮説も考えられます。
~以下引用~
「世界最古の生命痕跡を発見!カナダ・ラブラドル半島で39億年前の岩石から生物由来の炭素」
●世界最古の生命痕跡を発見
 東京大学などの研究グループが、カナダで採取した39億年前の岩石から、世界最古とみられる生命の痕跡を発見したと発表した。
 東京大学の小宮剛准教授などの研究グループは、カナダ北東部のラブラドル半島にあったおよそ39億5000万年前の岩石を採取し詳しく調べた。その結果、自然界に存在する3種類の重さの炭素のうち、生物の体内に多い、最も軽い炭素の割合が高い塊が見つかり、研究グループでは、生物の死骸の痕跡だとしている。
 これまでに確認された世界最古の生命の痕跡は、グリーンランドでみつかった38億年前のものだが、今回の発見は、それよりも1億年以上古いものだという。
2013年12月、東北大学とコペンハーゲン大学の研究チームは、世界最古とされるグリーンランド南西部の38億年前の岩石から、当時の海に生息していた微生物の痕跡を発見したことを発表している。
 岩石中の炭素を分析して確証したもので、最古の生命の痕跡だという。採取した岩石を詳しく分析したところ、現世の生物と同じ炭素同位体組成(12C/13C 比)をもつこと、現世の生物にも特徴的な炭素のナノレベル組織や外形が見られることなどから、38億年前の海に生息していた微生物の断片だと結論づけた。
 地球は今からおよそ45億年あまり前に誕生したと考えられているが、生命がいつどのように誕生したのかはまだよくわかっていない。研究グループでは、地球にあらわれた初期の生命がどのような姿をしていたかを知る貴重な資料だとして、今後、生命の種類について特定を進めることにしている。
 東京大学の小宮准教授は「痕跡の大きさは数十マイクロメートルで、細胞内に核をもたない原始的な生物だとみられる。泥が積もってできた岩石から出てきたので、海に生息していたのではないかと考えられるが、初期の生命がどのような姿をしていたのか解明したい」と話している。
~後略~




田村正道 

2017年10月29日 (日)

木は会話する~人間が知らない驚くべき地中界の樹木社会とは??

なんと、木々同士で会話し合い、時に助け合う、地中の木の社会が存在していたという。
新発見。BLOG リンクより、以下転載。
-----------------------------------------------------------------
木は会話する~人間が知らない驚くべき地中界の樹木社会とは??
■驚きの地中界ネットワーク。これが木の社会だ。
スザンヌ氏は、森の中のカバノキ、モミ、ヒマラヤスギの三種類の木を実験対象とし、この木をビニール袋で覆いました。
そして、カバノキに放射線と似た炭素ガス14を袋に入れ、モミに別の炭素ガス13を入れたところ、それぞれお互い炭素を交換し合い炭素を補っていたことが分かったのです。
つまり、苗木などが炭素不足の時は一方の木が必要炭素をカバーする為に自分の炭素を送るのです。この実験結果で樹木たちは地中に張り巡らされた根を通じ、会話をしてお互い依存し合って生きていることが証明されました。
リンク
↑この地下の樹木社会には、何百キロもの菌糸体が存在しています。
山や森林を歩くとよく見るキノコは代表ですが、キノコなどの菌糸体は地中で樹木の根に繁殖して情報ネットワークが作られているのです。
同じ種類の樹木間だけでなく、カバノキやモミの木など異なる樹種間も繋ぎ、まさに地下のインターネットのように菌糸体ネットワークを使って木々同士がチャットや情報交換をしていたのです。
リンク
↑また、面白いことに木も皆同じ役割ではなく、人間社会でもあるようにネットワークのハブとなるような情報を把握し相手に伝えたり、世話役をする「母なる木」の存在が分かりました。(濃い緑の丸がハブとなり情報伝達を広げていく)
リサーチによると、一つの森のエリア内には1本の古い「母なる木」が存在し、何百もの木々と繋がっていることが発見されました。
「母なる木」は、まだ若い低木の世話(子育て)をするためにたくさんの炭素を送るそうです。その結果、母なる木の近くにいる苗木の生存率は4倍に上がることが証明されています。
また、ある実験で母なる木の側に苗木を植えると自分の子と認識することが確認されました。
母は子供のために地下の菌糸ネットワークを広げ始め、子に炭素がしっかり行き渡るようにし、同時に子供も根が伸ばせるようスペースを作ってあげると言うのです。
また、感動なのは、母なる木が傷つき死にかけると、自分の菌糸体ネットワークを最大限使って次世代を担う子供たちに炭素や防御信号などを送り生命維持のための伝達をしていることも分かったのです。
森は、単なる木の集まりではなく、人間社会と同じように社会共同体や家族のコミュニティを作り、会話を交わしながら強く生きるために依存し合っていたのです。
もはや単なる「木」とは思えなくなってきましたね(笑)
■木の住む社会に人間が土足で踏み込む結末とは?
そんな木の社会など関係ない!と言わんばかり、人間社会の都合だけで太古から地球に住む生命体の樹木はいとも簡単に破壊されまくっています。表現は荒いですが、もはや「殺されている」という表現の方が正しいかもしれません。
スザンヌ氏は訴えます。
? 森は母なる木の存在とともにお互いが交流をしながら、自分達の共同体である森ができています。森の再生能力を高めるのは、多くの母なる木の存在があるからなのです。
それも知らずに母なる木が人間の手により伐採されたら森は元に戻れなくなります。
こうした森林破壊(大量殺戮)は、水循環にも悪影響を及ぼし、野生動物の生殖環境を乱し、温暖化の原因を作り、気候変動が起き、結果として残っている樹木にも立ち枯れが増える最悪の環境循環となっています ?
最近、世界中で頻繁に起きている異常気象もこうした人間による自然破壊の影響が大きいと考えられそうですよね。
最後にスザンヌ氏は人間たちに提案をしました。
“ 気候変動など深刻な地球環境問題を克服するために森林を強化させていかなければなりません。森林のコミュニティシステムは、自分達の自己回復力(再生力)があるのです。
人間と同様に自然治癒力を持つ森林の回復力を活かすには、その地域地域の森の管理の仕方が重要となります。
その為に原生林を残さなくてはなりません。原生林には、「母なる木」が存在し、その遺伝子と菌根ネットワークの宝庫です。
従って、原生林の伐採は極力減らさなくてはなりません。その伐採も太古から受け継がれてきた「母なる木」は生かし続けなくてはなりません。
そうすれば、母なる木からたくさんの次世代の若い木に生き抜くための知恵が伝わり、木同士の助け合いによって強い森林の再生力が生まれるのです。
強い再生力には、母なる木を生かし様々な種や遺伝子が備わる森でなければなりません ”
死にかけている森たちが息を吹き返すには、免疫力の強い自然治癒力のある体質にするための自然保護に人がもっと真剣にとりくまねばならないんですね。
このスザンヌ氏の発見は、木の生命を痛烈に感じる内容だと思いませんか?
地球に住む人間は、木の住む社会に土足で踏み込み好き勝手に殺戮するのではなく、地球の自然ともっと共生していかないと、とんでもない地球、人類の終わりがやってくる気がしてなりません。
(参考:TED「森でかわされる木々の会話 原題: How trees talk to each other」リンクより)
------------------------------------------------------------------
転載終了




立川久

人間は他人からエネルギーを吸い取れることが科学的に証明される可能性! 活力は伝搬する!

元気な人の近くにいると、自然と自分も元気になる。
逆に活力の低い人の近くにいると、自分の活力も低くなる。
そんな経験が、みなさんあるかと思います。
そういった「人から人へのエネルギーの伝搬」が、科学的に証明される可能性があります。
以下、 リンク より
===================================================================
>誰かと一緒にいる際になぜか具合が悪くなったり、嫌な感じを受けたことはないだろうか? そう、まるで生気を吸い取られたように……。どうやら我々の体はスポンジのように、周りの環境を吸収しているらしい。
 これは植物と同じメカニズムだという仮定に基づくものだ。それゆえ、エネルギーや感情が複雑に入り混じった、ある特定のグループ設定の中では居心地の悪さや不快な感覚を持ってしまうことがあるという。
>■藻はエネルギー不足をセルロースで代用可能
drawenergy1.JPG「Science Daily」の記事より
 この不思議で興味深い研究を科学的に行ったのはドイツのビーレフェルト大学の生物学研究チーム。植物は二酸化炭素や水、光で光合成を行うが、リーダーの生物学者オラフ・クルーズ教授らは顕微鏡でしか見ることのできない小さな緑藻の一種、緑藻クラミドモナスを培養。
 光合成によるエネルギーが不足した際に、この単細胞生物が代わりに近隣の植物性セルロースからエネルギーを吸収して成長できることを世界で初めて突き止めることに成功し、世界的な権威の学術誌「Nature」に発表した。
 この緑藻はセルロースを“消化”し、さらに小さな糖成分へ分解させる酵素を分泌する。その後細胞に運ばれてエネルギー源として変換され、成長することができるという。
 この発見により将来的には、植物と同様に人間も他人からエネルギーを吸収するという証明が提示される可能性があり、今後のバイオエネルギー分野に大きな影響を与えるのではないかと考えられているようだ。
>■他人の“生気”を吸い取れる?
 そしてこの研究に着目した、エネルギーヒーラーでもあるオリビア・ベイダリー医学博士はさらに生化学と細胞生物学の分野で生物を取り囲むエネルギー(生体エネルギー論)についての研究を進めている。
 博士は人体と植物の類似性を指摘しているが、人体も基本的には感情の状態を保つために必要なエネルギーを外部から吸収して細胞にエネルギーを送ったり、炭水化物や脂肪、タンパク代謝を制御するホルモンであるコルチゾールを上昇させて細胞を分解したりするという。
「人間は他の人間や動物、また自然界にあるもの全てを吸収して癒すことができるのです。自然の中では気持ちが高揚して元気になる人が多いのはそのためです」(オリビア・ベイダリー博士)
■他人の“生気”を吸い取れる?
 そしてこの研究に着目した、エネルギーヒーラーでもあるオリビア・ベイダリー医学博士はさらに生化学と細胞生物学の分野で生物を取り囲むエネルギー(生体エネルギー論)についての研究を進めている。
 博士は人体と植物の類似性を指摘しているが、人体も基本的には感情の状態を保つために必要なエネルギーを外部から吸収して細胞にエネルギーを送ったり、炭水化物や脂肪、タンパク代謝を制御するホルモンであるコルチゾールを上昇させて細胞を分解したりするという。
「人間は他の人間や動物、また自然界にあるもの全てを吸収して癒すことができるのです。自然の中では気持ちが高揚して元気になる人が多いのはそのためです」(オリビア・ベイダリー博士)




望月宏洋

2017年10月23日 (月)

極限的な環境下、低カロリーの場合にのみ、よく育ち繁殖する微生物の発見

膨大な放射線、高温下、しかも強酸性の環境下、硫黄を食料にして生きている驚異的な微生物が発見されています。
これなら地球外の他の星でも生きていけそうなので、以下の紹介記事では、「地球外生命」の可能性を示唆するものになっていますが、それよりも微生物の適応可能性の大きさから、生物の起源や、現有の多細胞生物体内で生きる微生物群にこの適応可能性の大きさが継承されているかもしれないところに興味がわきます。
生物の起源については、有機物のスープで満たされた好ましい環境で偶然発生したのではなく、生物は物質的な反応が進化して必然的に発生したものとする考えも提唱されています。
「物理系、化学系の自己組織化」
リンク
また、微生物群を体内に有する高等生物(人間も)では、生物としての発熱や運動のエネルギーが、食物として摂取するカロリー数よりも大きな値を示す事があります。
これも、食料のカロリー循環とは異なる微生物の反応系を考慮にいれれば説明可能なものになるかもしれません。
「スプートニク」
リンク
より引用します。
米イエローストーン国立公園の間欠泉で、極めて珍しい微生物が見つかった。微生物は「低カロリー」食料がある場合にのみ、よく育ち、繁殖する。論文は科学誌『Nature Geoscience』に投稿された。
NASA 地球外生命に関する緊急発表について
スプートニク日本
イエローストーン公園にある巨大火山の湖と間欠泉は地球で最も極限的な生活環境で、極めて珍しい微生物が生息する。それら微生物は「地獄のような」条件下で存在でき、膨大な量の放射線や高熱に耐えることができる他、硫黄を食べてほぼ純粋な酸のなかで生きられる。
研究者らは、微生物の研究により、地球外での生命体発生と存在の可能性がどれほど大きいかの理解を助けると期待する。このような極限状況で発見された微生物には、火星の地中深くや土星・木星の衛星にある水中で生き残り、繁殖する能力を原則的にはもつものもいる
論文の共著者の人、エベレット・ショック氏によると、アシディアヌス属(Acidianus)の古細菌発見は、このような微生物の探し方と、生存率の評価法に関する考えを大きく変えた。
ショック氏は、「アシディアヌスをイエローストーン公園の小川から抽出したとき、我々は種の食料、水素に硫黄、水素と鉄、鉄と硫黄を提供した。驚いたことに、微生物は最もエネルギー量が少ない食料源でより良く育ち、最もエネルギーが豊かな食料源で育ちが最も悪かった」と語った。




田村正道

2017年10月22日 (日)

地底にはマグマ由来のメタンをエネルギー源とする微生物生態系が存在した

地底にはマグマ由来のメタンをエネルギー源とし、メタンを酸化するために硫酸で呼吸して、硫化水素を生成する微生物群が存在することがわかった。
海底の熱水噴出口では、硫化水素と有機酸を用いた(非酸素発生型)光合成を行う微生物が確認されたが、それともまた異なるエネルギー生成機構となっており、光合成を獲得する前段階の原初生命体である可能性も考えられる。
◇光合成由来のエネルギー源に依存しない地底生態系を解明リンク
<マイナビニュース>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
北九州市立大学は、花崗岩深部でマグマ由来のメタンに依存した微生物生態系が存在することを明らかにしたと発表した。
同研究は、東京大学大学院理学系研究科の鈴木庸平准教授らの研究グループと、日本原子力研究開発機構、産業技術総合研究所、名古屋大学、北九州市立大学、茨城高専、海洋研究開発機構、カリフォルニア大学バークレー校との共同研究によるもので、同研究成果は、9月8日付で「ISME Journal」に掲載された。
光合成により生産された有機物と酸素に満ちた地上とは異なり、地底は生物に必要な栄養素が欠乏しているため生命の存在しない「死の世界」と考えられてきた。一方、岩石中には鉄分が多く含まれる場合、鉄分と水が反応して水素が発生し、水素をエネルギー源とした化学合成に基づく地底生態系が存在する説も提唱されている。しかし、その実態については不明な点が多く、地底深部の大部分を占める鉄分に乏しい花崗岩に、光合成由来のエネルギーが表層から届かない場合は、微生物生態系は存在しないと考えられてきた。
同研究グループは、瑞浪超深地層研究所の地下深部の花崗岩から、深度300メートルの地下水を採取し、地下微生物の生態系を調査した。その結果、光合成由来の有機物がほとんど含まれないにも関わらず、硫酸呼吸や放射性元素のウランで呼吸する微生物が生息していることを明らかにした。さらに、地下水中に生息する微生物の種類と硫酸で呼吸するためのエネルギー源を特定するために、微生物の全ゲノム解析を実施したところ、メタンをエネルギー源とする微生物が主要な生態系の構成種であり、メタンを酸化するために硫酸で呼吸し、硫化水素を生成していることも明らかとなった。メタンは花崗岩を形成したマグマに含まれていたもので、生態系は光合成由来のエネルギー源に依存していないと判断されるという。
~後略~
////////↑↑転載終了↑↑////////




稲依小石丸

«巨大結晶の中に5万年、未知の休眠微生物を発見

Ranking

  • にほんブログ村 科学ブログ 生物学・生物科学へ お勧めサイトランキングへ
2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

カウンター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ