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2012年10月 5日 (金)

サルの性と自我

サルには、群れの目を盗んでの、つまり序列上位ではないサルによる(規範破りの)性が存在します。これはサルにおける自我の発現と言えると思います。

 こういった”目を盗む”行為は、性闘争回路だけでなく、自我回路の作用なしには考えられないと思います。
何故ならもし、性闘争回路だけに基づくとすれば、それは性闘争→序列闘争=力と力のぶつかりあいにて決着がつき、その現実の勝敗を捨象することは有り得ません。

例えば、他の哺乳類の事例ではオオカミなどにおいても、オス同士の決闘の結果、勝敗が明らかになると、負けた側が首筋を差し出し、勝った方が噛みつく振りをして、そこで決着がつく。こうして狩(と性?)の序列が形成されるわけですが、彼らにとって、本能的に決定された勝敗は、疑い様も無い現実であり、本能に拠る以上、それを捨象する余地はありません。

サルにおいては、自我回路をもつがゆえに、こうした本能的現実に反した行為が顕現するのではないでしょうか。

越見源

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