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2013年5月22日 (水)

外圧状況が「生物学的構造の進化」の方向性を規定している。

ご紹介の「地球と宇宙の雑学事典」(的川泰宣監修,日本実業出版社刊)の加筆・訂正版のなかで、気になった記述がこれです。


>カンブリア紀にこれほどの種が登場したのは、肉食生物の出現にあるという。肉食生物たちが、弱肉強食の修羅場を生き抜くために、体の基本的なデザインをすべて試したのである。
この過酷なカンブリア紀を生きのび、その後も二億年近く栄えた生物に三葉虫がいる。化石もとびぬけて多い。文句なしに当時の海の王者であった。しかし、この三葉虫以上に重要なのは、カンブリア紀に登場した魚類である。とくに硬骨魚という仲間だ。大きさは数cmから五〇cmくらいで、不ぞろいなひれをもち、体がよろいのような甲羅で覆われた奇妙な魚である。天敵のウミサソリから身をまもるための甲羅であったらしい。カンブリア紀後期になると、この甲羅がある種の魚の頭に入り込んで骨となり、つづいて体の大黒柱となって脊椎に進化した。最初の脊椎動物の出現である。<


キーワードは、「肉食生物」と、「脊椎動物」ですね!

背骨ができたことによってどういう意義があったのか?
・・・よく言われるのは運動能力の向上。
改めてご紹介の リンク
の映像をみると早く泳ぐための努力の痕跡がみられるような・・・

この時代の進化は、「もっとハヤク」を目指す?
そうでなければ食べられないための防御を目指すか(だから甲羅?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>同じような特殊化は、感覚器官と神経細胞の特殊化、捕食・消化器官の特殊化、全ての必要な生物機能、器官が一斉に全体再生の能力を捨て、先端特殊化の階層に飛躍したと見たらどうでしょうか。 (村田さん)<

細胞の特殊化に関係しているのが分子シャペロンかもしれません(よくわかりません)それにしても、あたかも各生物に意思があるかのように目的の「生物学的構造の変化」を実現していく「意思」のようなものを改めて感じます。

生物学的構造のデザインは、突然変異→自然選択 とか、獲得形質の遺伝とか、そういうレベルではないような気がしてきました。もっと明確な目的性・意思を感じます。
・・・意思というとちょっと飛びすぎているかもしれませんね。
でも、「外圧状況が生物学的構造の進化の方向性を規定している」くらいのことは断言していいと思います。いや、もっとぴったりくるのは「可能性収束」実現論1_1_01 というコトバですね。


長谷川文

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