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2013年6月12日 (水)

集団(統合)適応と共生(取引)適応は調和する

>武力に基づく占有力そのものは闘って得られる男原理の力であり、それを占有権に換骨奪胎したのが性権力を武器とする女原理である。男は力、女は権、この男と女のせめぎ合いが、私権社会の在り様を、根底的に
規定している。(実現論2_3_05)
>占有権力は闘い取って得られる男原理の権力であり、性権力は解脱の弱点に付け入って得られる女原理の権力であるが、両者の力関係は、生存圧力→私権圧力の強さによって大きく入れ替わる。(実現論2_5_02

集団(統合)適応の原理、共生(取引)原理という言葉で思い出すのが「実現論」で言う男原理・女原理です。集団(統合)適応の原理≒男原理で、共生(取引)原理≒女原理であると考えられます。だとすれば、この二つの適応原理はオスメス分化した段階で既に登場していたはずで、それだけ根底的な適応原理だと考えられます。だとすれば、この二つの適応原理は対立するものではなく、調和するもののはずです。

例えば、
哺乳類の序列本能も集団(統合)適応の原理ですが、その土台となる親和本能や追従本能は共生(取引)原理のような気がします。共認機能の中でも、課題共認・闘争共認のレベルは集団(統合)適応の原理ですが、その土台となった、原猿同士の解脱共認、首雄と雌との雄雌解脱共認は共生(取引)原理のような気がします。人類の精霊信仰も共生原理(≒女原理)の賜物だった可能性も感じます。これは縄文時代の土偶や祭祀を司った巫女が女であることからの直感にすぎませんが、精霊信仰が自然圧力に対する共生的な適応の契機となったわけですから、あながち的外れではないと思います。

だとすれば、闘争圧力に対して、生物は共生適応の原理で適応を試みるが、それだけでは闘争圧力に適応する答えにならないので、それを土台にして集団(統合)適応の原理で適応を試みる、そして先端機能が形成される、というのが生物の(一般的な)適応の在り様ではないでしょうか。人類も例外ではないようです。

とすれば、市場という共生原理を土台にして、集団(統合)適応の原理で新たな先端機能が登場することになるはずです。


冨田彰男

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