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2013年6月 9日 (日)

原猿の起源がさかのぼる

4月25日の朝日新聞に「真獣類最古の化石 1億2500万年前(恐竜絶滅6000万年前)樹上で子育て 中国で発見」という記事がありました。

~真獣類の化石記録はこれで一気に4000万年さかのぼり、約1億2500万年前(中生代の白亜紀前期)まで跡づけた。恐竜絶滅より6000万年も前で、ティラノサウルスの登場以前。彼らはマウスほどの大きさで、恐竜を避け、樹上生活で生き抜いたらしい。現生の哺乳類は3グループあるが、有袋類・単孔類(カモノハシなど)は少数派で、母親が胎盤を持つ真獣類が圧倒的。(中略)専門家は「骨格から見て、妊娠期間は短く、ごく小さな子どもを産んで、おなかにぶら下げて育てていたのではないか。歯の特徴から、動物の死体や虫を食べていたらしい」と論評を寄せている。~

化石の写真と復元図を見る限り、両手両足で枝を掴める原猿のようです。

実現論1_3_03に次のようにあります。
>大型爬虫類の絶滅という環境変化によって、小型爬虫類や猛禽類や初期肉食獣が多様化し繁殖していったが、この環境は(相手が10m級の大型爬虫類であるが故に、体長10~20cmのモグラは充分に「隠れ棲む」ことができたが、相手が小型爬虫類や肉食獣になると)モグラ類にとっては、大型爬虫類の時代以上に危険な生存状態となった。この危機的状況ゆえに、モグラ類は急速かつ多様な拡散適応を遂げ、現在に繋がる様々な哺乳類が登場することになる。(それらの中で、樹上逃避することによって適応していった原モグラが原猿である。)

上記の記事が事実だとすれば、実現論の記述は少なくとも1億2500万年前までさかのぼり、大型爬虫類全盛時にすでにモグラ類は拡散適応を遂げ、樹上逃避することによって適応した原猿が存在していたことになります。真獣類がさかのぼるということは、彼らの外敵であった小型爬虫類や猛禽類や初期肉食獣(有袋類や単孔類)も1億2500万年前までに多様化し繁殖していたのでしょう。


冨田彰男 

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