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2013年9月16日 (月)

免疫は、集団の認識(脳)があって、初めて完結する

免疫系が、自然免疫と獲得免疫によって、高度に異物に対して防御機構を確立している ととらえてしまうと、何故、胸腺が40歳代で縮小しても、その後十年数年も、感染に対して防御できるのか、不思議ですね。
(確かに、老化により免疫力は低下し、感染症に罹りやすくなりますし、リウマチ等の自己免疫疾患が増加してきますね。)

吉国さんのいわれる、「免疫系は脳・認識系にその統合が委譲されるのではないか」は鋭い視点だと思います。

実は、免疫機構はそれほど万全ではなく、群れ(集団)の認識を加える事によって、初めて強い防御機構として働いてきたのではないかと思います。
人類の歴史を見ても、ウイルスや細菌によって大量な死者を出してきました。つい最近までは、結核感染で万人の死者が出ていました。決して、ヒトの免疫機構は、身体機構として万全ではない訳です。

では、身体の免疫機構と協働して働く群れの認識とは何かといいますと、サル、人類にとっての薬草類、薬石等に対する認識です。(広く言えば、食物全般です。)

チンパンジーやゴリラが定期的に、特殊な草や木の実を食することが観察されています。その草や木の実は、苦味が有ったり、渋みが有ったりで、決して食物としてみると、おいしい物ではないようです。しかし、必ず、薬草を噛む。(サルにも薬草があるとの発見ですね。)

当然ながら、その群れには群れなりの食性があり、群れの食性認識として固定し、継承されて行くのだと思います。
この薬草成分は、免疫機構を補強するものであり、補完するものだと思います。

サル、ヒトが他の哺乳類に比して、長寿であるのは、哺乳類の免疫機構に加えて、群れとしての認識(脳・神経系)を重ねることで、感染症に対する防御を高めた為ではないでしょうか。

ヒトは、サル以上に薬草、薬石への認識を高めて行ったと思います。

そういえば、加齢に伴い、苦味や渋味のある食物を、抵抗なく食べれるようになりますね。

例えば、沖縄の長寿の秘訣であるゴーヤは、別名「にが瓜」で、子供は大嫌いですが、我々の世代になりますと、逆に「おいしい」となります。

この50年ほどで、食性が大変化してしまいました。危機は、精神破壊と共に食性破壊もともなっていると思います。

村田貞雄 

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