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2013年9月13日 (金)

精神破壊の重さ

アレルギー問題の第二の要因は精神破壊(観念破壊)である、と述べましたが、、免疫系などの本能系システムの不整合をもたらしているのは、やはり斎藤さんも言われている統合不全が一番大きいと思います。

これは、アレルギー問題が豊かさの実現と共に急上昇してきたことを考えれば、私権統合であれ自我統合であれ、観念が統合充足しておれば本能系のシステムは、それなりにまともに機能していたということでしょうか。

*それなりにとは、私権時代の共認非充足状態で自我充足や代償充足しても、それはあくまでも代償回路でしかなく、バイパスを通しての危ういシステム作動ということです。また、倒錯性の強い観念では、現実の一部しか対象化しないので、限定的な条件下で効率の悪いシステム稼働率になっているということです。

しかし、現在顕著になっている統合不全による精神破壊とは、各システムの連関がうまくいかないということであり、それぞれのシステムが暴走するということです。具体的には、興奮と抑制のバランスが取れなくなるなど、ホメオスタシスが働かなくなっている現象がそれです。免疫系のアレルギー問題や、交感神経と副交感神経の協同作業が壊れた自律神経失調症、さらに多重人格障害・躁鬱病・分裂病といった神経症や精神病も、その多くはこの精神破壊(観念破壊)の範疇に入るのではないかと思います。

このように見ていくと、私権統合が崩壊し、本源統合へとパラダイム転換する過渡期ゆえの問題である、と言うにはあまりにも恐ろしい現実です。我々は全力をあげて新しい統合律・観念統合を早期に確立しなければならないでしょう。

ただ、それにしても免疫力の低下や、精子半減、大脳の重さの低下などと聞くと、人類進化という長いスパンで捉え直せば、私権時代以降は人類は本能系のみならず、観念系も進化というよりはむしろ退化し始めているのではないかという危惧さえ抱きます。科学(技術)が発達し、さまざまな発見・発明が相次ぎ、現代人は古代人よりも頭がよくなった…、しかし、そういう事実は肉体破壊や精神破壊の現実を前にすると、実は何にも進化の根拠となってないのではないでしょうか。

『実現論』に、私権時代の人類について次のような記述があります。

>元々、モグラの性闘争とサルの同類闘争は、性闘争=縄張り闘争の本能上でつながっていたが、性闘争の禁を破った人類も、本源集団を破壊し本源共認を解体してしまったことによって、いったんモグラ→サルと同じ本能レベルに後退し、性闘争を皮切りに同類闘争=掠奪闘争を繰り広げた事になる。<(実現論2_1_04

…適応進化を遂げた人類。しかし、モグラ→サルと同じレベルまで本能系のシステムを後退させ、先端機能の観念は後退縮小過程に入ったのではないでしょうか。多くの大脳生理学者は、「大脳新皮質には多くの未知の使われない領域がある」と語ります。しかし、それは使われなくなってしまった残滓の危険性は本当にないのでしょうか。 もしそうであれば、「統合不全」という問題以前に、何が観念機能を後退させてきたのかをもう少し明らかにしなければならないでしょう。

何が、真っ当に観念を使わなくさせてきたのか、もう少し明らかにする必要があると思います。

吉国幹雄

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