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2013年9月 1日 (日)

アレルギーの基礎事実(アレルギーの原因)

アレルギーが何故起こるのか。この点について、現在ほぼ正しいとされている事実を挙げておきます。

●アレルギー発症の遺伝的な決定

同じ抗原を注入しても、発症する人と発症しない人がいる。遺伝するということなのですが、遺伝しているのは発症させる遺伝子ではなく、抑制遺伝子(HLA-DQ)で、実はこれが劣勢遺伝だということです。(つまり、父も母も両方が持っていなければ遺伝しない)。この遺伝子がないと(免疫反応を抑制する)サプレッサーT細胞を充分に作れない。これが、アレルギー治療を難しくしている原因の一つになっているわけです。免疫抑制剤を使うと、ますますサプレッサーT細胞の力が抑えられてIgE抗体の生産が上昇してしまう。

*アレルギー反応というのは、免疫系が働いていないのではなく、過剰に局所的に反応(興奮)している状態ということになります。

*最近アトピーの遺伝子が固定されたという話があります。母親経由で子供にアトピー素因を伝えるそうですが、これについてはまた必要があれば、調べたいと思いますが、いずれにしろ、遺伝的な要因があるのは確かです。ただし、『遺伝』だけの理由だと何故最近になって急激にアレルギーが増えたのかの充分な説明になっていないように思えます。
ただそれでも、このことだけからも推論できることは、人口物質という異常な抗原(杉の花粉も森の生態系を壊して、杉を多量に植えたという人工的要因です)が増えて免疫が異常に活性化したことが原因であるということになります。つまり、直接的には外部環境の悪化ということでしょうか。

●自律神経失調

病院に行ってよく分からない病気は、最近はすぐに「自律神経失調症ですね」と言われるようです。免疫系と神経系は「進化論」の会議室でも以前少し議論したところですが、お互いに密接な関係にあります。

9月16日付けの読売新聞に掲載された「生活の中の免疫学」の中で、「免疫の仕組みと自律神経」という新潟大学の安保徹さんの講演記事が載っていました。

「私たちの体は、機能が異なる細胞で作られています。どの機能を働かせるかを瞬時に決めるのが自律神経で、免疫と深いかかわりがあります。自律神経は、交感神経と副交感神経の拮抗関係で成り立っています。(中略)この自律神経に、白血球の二つの成分が支配されていることが八年前、私たちの研究で分かりました。二つの成分とは顆粒球とリンパ球です。交感神経が活発になると、顆粒球が増え、副交感神経が活発ならリンパ球が増えます。(中略)(リンパ球が)増えすぎると、アレルギー症状を起こしやすくなります。リンパ球は日中は少なく、夜は多くなるので、アレルギー症状などは夜間におきやすくなります。(以下略)」

だから、「リラックスするとなおる」ということですが、これでは何にも原因を追究していないことは言うまでもないことなのですが、確かにストレスや精神不安などによって神経系統の秩序(統合)が破壊され(つまり不全状態)となり、それが免疫系の不全を引き起こして秩序化されないために、アレルギーが発症しているということは言えるでしょう。

*そうすると、この問題は精神破壊という次元で捉えなおすことが出来ます。私権時代以降人類が間違った観念機能の使い方をしているからか、観念の閉塞で統合不能になっているのか…。親和回路を中心とする充足回路が生まれてから充分に形成されていないからか…。

*それでも、なぜアレルギーとして発症するのか、精神破壊から肉体破壊への繋ぎの問題解明も次に必要ではないでしょうか。私は神経系も免疫系も認識機能(外識・内識)が一番ベース部分ではないかと思いますので、認識機能がシステムとしておかしくなる、その原因をも明らかにする必要があると思います。
 
吉国

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