『自我』は『共認』の副産物
>世間一般で言う「自我」と、類の言う「自我」は違っています。 『自我』という言葉の意味自体は基本的に同じです。違うのは『自我』の構造をきちんと分析することなく単に感情論的に(or価値観的に)肯定的に見るか、事実に則してその構造を解明し、そのうえで正しい価値判断を下して使っているかです。 >「自我」という、非常に理解しにくいこの言葉自体に大きな問題があるのではないでしょうか。 『自我回路』が人間の脳内に存在するのは事実ですが、世間ではまだ『共認回路』の存在が認知されていません。ましてや、『自我』は『共認』の副産物だということ(2772)にも気付いていません。このように、近代個人主義は『共認』という概念抜きに『自我』という概念だけを一人歩きさせるような、言わば倒錯した思想であり、現在もまだ一定の観念的支配力を持っていることが問題の本質です。 |
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