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2014年1月 5日 (日)

免疫機能に有用性を判断する力はあるか

>T細胞は他者を認識して排除の指令を出しているわけではない。つまり、T細胞の認識は同類が違うものに変わったことを認識して排除の指令をだすわけです。<(5394

特定の異物質の反応性が高いといわれるT細胞だけでなく、貪欲な食細胞であるマクロファージの認識も、ある意味では極めて鷹揚な免疫反応を示します。仲間・同類かを認識すればよいのであって、自分に有益なものを取り込む力を持っているわけではありません。

それは、細胞膜・核膜などの膜システムが特定の物質のみを通過できるといいながら、実は多様な物質やDNAの切れ端を取り込んできました。、現在人口物質化学物質まで取り込んで問題になっていることからも類推されます。

実際に単細胞生物から陸上にあがるまでゲノムサイズを生物はどんどん大きくしてきました。生物の進化の特徴として、協同組織を破壊しない限りなんでも取り入れるだけ取り入れてきたといえます。そして、やがて陸上に上がった生物のなかに、溜め込んだいろいろなジャンク物質を多様に有効利用して体を小型化する方向で進化を遂げてきたのが現在の高等生物です。

その意味では、免疫系そのものに有益判断はないものの、進化適応機能という視点で捉えたら、将来の適応可能性を増すために「敵以外は受け入れる」というシステム自体に力を持たせているという見方もできるのではないかと思います。
natural shoot

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