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2014年2月23日 (日)

両生類から哺乳類へ~気候の多様化(→寒冷化)⇒有胎盤類の出現~

胎盤とは:妊娠の際、子宮内にできる円盤状の組織。胎児がへその緒を介して物質(栄養分など)交換を行う。
爬虫類は卵を産みっぱなしなので、他の動物に食べられやすいし、また、気温が低いければ卵がかえらない。それに比べると、胎盤を持ち子供を胎内で育てれば、食べられることもなく、暖めることもできるので、より確実に子を育てることができる。

哺乳類が胎盤を獲得したのはおよそ1億年前で、地球の様子は、

それまで集まっていた大陸が分裂して間に海ができ、また、大陸移動の圧力で高い山脈ができた。その結果、気候が多様化し高緯度地域には寒冷地帯ができる。そこで哺乳類は、もともと寒冷地に適応した『恒温性』を持っていたが、加えて『胎内保育』という武器を獲得した。

また、別の背景として、食料となる植物や昆虫が多様化かつ豊富に登場したこともあった。1.5億年前ころ被子植物が出現、動物に実と種を食べさせることで、広く繁殖していき、多様な交配により植物の種は多様化した。結果、昆虫の種類も増えることになった。

その後、6500万年前、巨大隕石衝突で大型爬虫類は絶滅するが、寒冷地適応機能を強化した哺乳類は生きのびていくことになる。

山田真寛

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