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2014年5月15日 (木)

両生類~爬虫類・哺乳類の進化系統樹

 爬虫類の大半は卵生で、現生の卵胎生爬虫類としてはマムシなどの毒蛇の一部が知られているだけです。一方、卵胎生両性類は、初期爬虫類の登場の直後(orほぼ同時期)に登場しており、かつ、初期哺乳類の出現は卵胎生爬虫類の出現よりも先行しているという事実から考えると、哺乳類は直接卵胎生の両生類から進化したと考える方が妥当です。

 その流れを進化系統樹としてまとめると以下のようになります。

               ┏━━鳥類
    ┏━━━爬虫類━━━━┻━(卵胎生爬虫類)
両生類━┻━(卵胎生両生類)━┳━(胎生両生類)
               ┗━━哺乳類

 初期両生類の登場が約3.6億年前ですが、2.8億年前までには肉食両性類が水辺を闊歩する状態になります。この肉食両性類に追いやられるカタチで、陸上生活に適した殻のある卵の産卵や水分を体内に温存できる強固な皮膚などの機能を獲得して、言わば乾燥適応したのが爬虫類です。

 それに対して哺乳類は、肉食両生類と肉食爬虫類の両方に追われて、乾燥適応だけでは生き残れないために、寒冷地に適応していった種です。毛皮をまとって恒温動物に進化したのも、完全な胎生に進化していったのも、寒いとからだが動かない、卵が孵らない・・・などの弱点を矯正して、寒冷な環境でも子孫を残し種として生き残っていくためです。

 ちなみに、鳥類も恒温動物ですが、これもおそらく爬虫類が寒冷適応していった一種と見なすことができると思います。

土山惣一郎 

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