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2014年6月 8日 (日)

アフリカ熱帯地域の感染症と媒介する昆虫

●気候:アフリカ(ガーナ共和国)リンク
熱帯気候に属し、年間平均気温は27度、平均湿度80%と高温多湿です。季節は乾季(11月から3月)と雨季(4月から8月)に分かれています。
乾季では11月から2月にかけてハマターンと呼ばれるサハラ砂漠からの砂を含んだ風が吹き寄せ、暑くどんよりとした埃っぽい日が続き、気管支炎症状や急性結膜炎を起こしやすい状況となります。

雨季には水溜まりも出来やすく蚊の発生が一段と増加しマラリア多発時期となります。また高温多湿の気候のためウイルス,細菌、カビ等が繁殖しやすく、食べ物や飲み物を介しての感染性下痢症の発生が異常に多く認められます。
●感染症を病原体の種類に分けると
・ウイルス性感染症、
・細菌性感染症、
・真菌性(カビ)感染症、
・寄生虫性感染症
の4つのグループに分けられます。

●感染症を媒介する昆虫には、次のような種類があります。
・カ類
・ハエ類
・シラミ類
・ノミ類
・ダニ類
・サシガメ類
リンク

アフリカの熱帯気候での雨季(高温多湿)が、蚊の発生に好条件であるのと同時に、昆虫媒介感染症を媒介する昆虫の増殖に有利な条件となり、その結果、昆虫媒介感染症の感染者の増加と流行の拡大が起きます。マラリアのように発生時期が重なるものは、その媒介昆虫の増殖と共にリスクは大きくなるようです。

また、リフトバレー熱(アフリカ)"リフトバレー熱”は、元来アフリカで牛、羊、ヤギ、水牛などの流産や死亡の原因となるウイルス性感染症で、アフリカの畜産業に大打撃をあたえているといわれています。死亡した家畜の組織を取り扱ったり、肉を食べたり、これらの家畜を刺した多くの種類のカ(蚊)やダニに刺されても感染するといわれています。

始原人類にとってアフリカという地は、その高温多湿という環境ゆえに、どこよりも、感染症の元となるウイルス,細菌、カビが発生しやすく、媒介となる昆虫も発生しやすいという過酷な環境に置かれていたと思われます。
石川笑美

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