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2014年6月23日 (月)

免疫システムと体内の関係(免疫とは最強の内圧システム)

免疫が体外からの抗原に対向する為のシステムであるというのは、免疫の持つ一面でしかない。

★免疫システムとは、生命維持活動を営む上で必要な全ての機能を統合する機構として、体内全体に関わりを持つシステムである。

代表的には以下の3つのシステムと関わりを持つ。

(1)代謝エネルギー(運動に必要なエネルギーの消費・蓄積を行う。免疫低下すると癌や糖尿病を誘発)

(2)自律神経系(心臓や無意識の呼吸など、生命活動の全てをコントロールし、交感神経(興奮、ストレス等)と副交感神経(弛緩、リラックス等)のバランスを維持。白血球システムのコントロールも行う)

(3)白血球(免疫を司り、「マクロファージ」「顆粒球」「リンパ球」をコントロール)
マクロファージは免疫の大元として、異物処理や細菌処理の実行部隊として働く。

★免疫により得られるホメオスタシス(恒常性)は、健康を定義する重要な要素。

< ホメオスタシス(恒常性)の保たれる範囲は、体温や血圧、体液の浸透圧やpHなどをはじめ、病原微生物の排除、創傷の修復など生体機能全般に及ぶ。(リンク参考)

例えば、生物が水中から上陸するに辺り、体液の浸透圧を組み替え、大気圧という逆境に適応する事が出来たのも、免疫システムの働きによる抗体の形成が大きな役割を果たした結果である。

ホメオスタシス(恒常性)維持とは、常に外圧とイコールとなる内圧を形成する事。この作用を主に司っているのが自律神経系や内分泌系(ホルモン分泌)、それに免疫系である。転んで怪我をしても、風邪をひいても、自然に治癒されていくのは、免疫系の働きがあるからこそ。

★免疫情報伝達物質の驚異!
免疫システムは、『認識・反応・記憶』という一連の働きにより、個体の生命を守り、さらには別の個体へも免疫の記憶を伝達する事で、種としての生命、さらには種をも超えた生命の維持にも貢献するという驚くべき特性を持ち合わせています。

免疫情報伝達物質のなかでも、中心をなすのがトランスファーファクター。リンク

例えば、哺乳類の赤ちゃんが最初に口にする栄養分、初乳の中には、豊富なミネラルなどの栄養分に加え、免疫グロブリンという免疫系タンパク質の抗体が含まれています。この免疫グロブリンは種特有の性質を持っている為、異種間の互換性は持たない。よって、人間の赤ちゃんに粉ミルクを飲ませると、多くの場合アレルギー反応を起こし、充分な抗体が引き継がれません。

しかし、免疫グロブリンが形成する免疫システムを伝達するトランスファー因子は、種を超えて免疫システムを有効に働かせる役割を持っています。トランスファー因子は最も古い免疫伝達因子のひとつで、比較的原始的な動物にも備わっており、種としての特異性も持たない。よって、牛の初乳や鶏卵等に含まれる免疫システムは、人間が口から取り入れる事によっても、充分に効果を発揮できるという驚くべき役割を果たしています。

川井孝浩

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