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2014年6月11日 (水)

人類の移動につきまとう ウィルスという逆境

人類が地球上を移動したときに起こる最も大きな逆境が、ウィルスや微生物による逆境のようだ。有史以来人類の移動と共に、多くの民族が絶滅し、または大量の死を遂げている。

ヨーロッパで流行し大量の死をもたらした「ペスト」も人類の移動と密接な関係を持っている。

ペストはモンゴル高原の風土病であり、モンゴル帝国の西方遠征によりペスト菌が伝播(でんぱ)し、中世ヨーロッパの“黒死病”の災厄をもたらしたとされています。

>ペストは、ペスト菌を持った特殊なノミに吸血されることによって引き起こされる感染症です。元来、アジアが発生地でしたが、しばしばヨーロッパにも流行を起こしています。中でも有名なのが中世ヨーロッパにおける大流行で、1346年から1351年の間に肺ペストが蔓延し、ヨーロッパの全人口の1/4にあたる2,500万人(一説によると4,500万人)もの人が犠牲となりました。以来、欧米では黒死病とも呼ばれ、ペストとネズミは恐怖の的となっています。
参考
リンク
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ペスト以外にも、大航海時代には西洋人の移動と共に、天然痘による被害が北アメリカのインディアン、インカ帝国、アステカ帝国の滅亡の原因にもなったと言われているようです。

人類の移動に疫病は常につきまとってきた。

有史以来の数千年~1万年程度のウィルスの変化でこれほどの大量死がもたらされたわけですから、クロマニヨン人とネアンデルタール人のように何万年もの間離れていた人類同士が再会したときに人類が持っていたウィルスの変化は、ネアンデルタール人が適応不可能なほどの変化だったことは想像に難くありません。

「免疫機能の差異が人類の生存と絶滅を分けた」という説はかなり説得力のある説であるように思います。

東努

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