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2014年11月20日 (木)

両生類の進化 ―感覚器官の発達に着目してー

両生類は水中から空気中へと生息域を変化させるいという劇的な変化を遂げた。その中でも外敵や仲間の動きをキャッチする情報収集方法は外敵にいかに適応したかをみる中で重要である。感覚器官の進化に着目して確認していきたい。

両生類は情報収集方法の特徴として、振動情報の察知を特化⇒聴覚の発達があげられる。なぜこのような進化を遂げたかを見ていく。

・なぜ振動情報を察知したのか?
陸に上がる以前は当然水中にいた生物であるが、水に取り囲まれていたため、例えば味覚や嗅覚などの物理量による判断よりも、(水の)振動による判断の方が情報量をより多く得ることができた。そのため、陸に上がっても身体全体からの振動情報は得られなくなったが、振動情報そのものは必要不可欠であったはずである。つまり、水中での情報収集方法をそのまま踏襲することが外部環境への適応に最も有効であったと考えられる。

・なぜ聴覚・発声機能が発達したのか?
水中では身体全体で振動情報をキャッチすることが出来たが、空気中では難しい。そこで、振動情報を最も得られる聴覚を発達させた。また、情報量をより正確で詳細でなければならなかった理由として、「同類とのコミュニケーション」が考えられる。異種の生物であれば少ない情報でも判断できるが、同類となると微妙な差異まで捉える必要があるからである。

このように外部環境からの情報収集、同類とのコミュニケーションのおいて振動情報を詳細に察知するため、聴覚を発達させたことが分かる。

橋本宏

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