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2015年2月12日 (木)

ウィルス起源探索 ~DNA切れ端編~

ウィルスは、タンパク質殻(=カプシド)で、RNA又はDNAを内包した構造をしているらしい。リンク この内包されたRNA又はDNAは、一体どのように生成されたのだろうか?

DNAの仕組みを探索する中で、ウィルス様(DNAの切れ端)の生成方法が、いくつかあることに気付いた。

●スプライシングカット
生命活動に必要なタンパク質を合成する為には、DNAからRNAに情報を写し、そのRNAが移動し、リボソームに情報を伝達。リボソームでRNA情報を読み取りタンパク質を合成する。この時、情報選別=スプライシング リンク が行われる。DNAには、タンパク質合成に不要な情報も含まれているからだ。スプライシングで必要な情報のみ切り取り、不要情報は切り捨てられる。こうしてDNAの切れ端が生成される。

●DNA補修
紫外線や化学物質などで、DNA情報が傷付いてしまうことがある。酵素によって、傷付いた情報を周辺ごと切り捨て、破損箇所を補修してしまう機構が核内に存在する。リンク 切り捨てにより、DNAの切れ端が生成。また破損箇所の補修酵素=逆転写酵素の存在は、レトロウィルスを想起させる。

●テロメア
DNA2重螺旋の最末端は、開放形で不安定。この為、細胞分裂の度に端が切れていく=DNAの切れ端生成。しかし、生殖細胞やガン細胞では、テロメラーゼ(酵素)によって、切れたDNA最末端を継ぎ足し修復しているという。これも逆転写と同様の働きを行っている。リンク リンク

ウィルスは、宿細胞に侵入し、そのDNAを逆転写により書き換え、自身を複製する。細胞内には、通常時にもウィルス様の動きをする逆転写酵素の存在が確認されており、またいくつかの方法で、DNAの切れ端が生成できることがわかった。

>ウィルスは生物の切れ端 123455  可能性は高そうだ。

今後は、包んでいる殻がどのように生成されているのか?ウィルスに侵入されていない通常時の細胞生命活動で、タンパク質殻生成に似た働きを持つ機構はないのか?探っていきたい。

JUST-IDEA

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