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2015年3月23日 (月)

~免疫機能の起源と進化~

★免疫機能が生まれたのは、何で?

生まれた順は、①マクロファージ、②NK細胞、③T・B細胞。


①マクロファージの起源は?

殖産分化(多細胞化)の段階=エディアカラ動物群レベル(海綿動物)で登場。

カイメンのマクロファージ(アメーバ細胞)は、死細胞や、エリ細胞から送られた栄養を摂取する。後に生殖細胞にもなる。

⇒初期のマクロファージは、免疫細胞というより「栄養細胞=生殖原細胞」だった! (異物を排除することでなく、栄養を蓄えることが、貪食の目的だった。)


②NK(ナチュラルキラー)細胞の起源は?

(体細胞と生殖細胞が専門分化した)有性生殖の推進段階=大変異システムの確立期(ex.ミミズやヒトデ)で登場。

⇒NK細胞は、大変異の過程で誕生した「変異細胞」そのものであった可能性が高い(一種のガン細胞で、たまたま適応的だった)!


③T細胞やB細胞の起源は?

(神経系が発達した)脊椎動物で登場。

神経細胞は、それを取り巻く絶縁体(シュワン細胞)や、末端では筋肉と密着する必要から、反発系膜タンパクを封鎖。
→そのため、(脊椎動物の)変異促進で多発したウィルスや病原菌が、体細胞にくっつきやすくなる。

⇒これらウィルスetc.を防御するために、T細胞・B細胞が誕生。
→T・B細胞自身の変異促進がウィルス増殖を招き、それを防御するためT・B細胞をさらに変異させる必要が出てくる、という「イタチごっこ」に。


[まとめ]
☆変異システムを獲得したから、生物は進化できた。しかしその変異システムによって生み出された免疫システムは、最後は袋小路=自滅構造に陥ってしまった。つまり、DNAレベル(変異システム)での進化は、限界を迎えている、ということ。だからこそ、脊椎動物以降の進化は、脳進化に委ねられた。そうなった以上、人類の展望も脳進化にあり、それはすなわち共認進化である!!

矢ケ崎裕

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