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2015年4月22日 (水)

「安定と変異」という視点で哺乳類の進化を捉え直す

>胎内保育と産後保育の哺乳類には、適者だけ生き残ることによって種としてより秀れた適応を実現してゆく淘汰適応の原理が働き難くなります。そこで、淘汰適応が成体後に引き延ばされ、成体の淘汰を激化する必要から、哺乳類は性闘争=縄張り闘争の本能を著しく強化してゆきました。(1321

哺乳類の性闘争本能の強化は、弱者ゆえの生存可能性を模索した結果といえるでしょう。
これを生物の普遍構造である「安定と変異」という仕組みの中で捉え直すと、

胎内保育=外圧適応(自然+外敵)のために、より安定的に子孫を残す

性闘争の強化=外圧適応(自然+外敵)するために雄同士で闘い、変異性=適応力を獲得する

過酷な外圧状況の中でまず雌による生殖の安定度を高め、それから同類同士による個間闘争を繰り広げる中で、雄の変異性(=適応力)を高めたといえると思います。

生物は雄雌分化以降はその役割を差異化することで進化スピードを上げてきましたが、哺乳類の進化はまさに生物の普遍構造を踏まえた適応方法なんですね。

さらに付け加えると、その中で獲得した「胎内保育」や「性闘争本能の強化」は「種の保存のため」ということは頭にしっかり叩き込んでおく必要があると思います。

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