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2015年6月 9日 (火)

人の遺伝子の34%はウィルスのかけら(近似物)である

>ウィルスの起源には、細胞以前から存在するという説と、細胞誕生後に、細胞内の遺伝子の切れ端が外に飛び出していったものだとする説がありますが、現在では、後者の説が有力視されるようになってきています。またヒトゲノムの解析の結果、「人の遺伝子の34%はウィルスのかけら(近似物)である」ということも明らかになってきました。
~「生物史より自然の摂理を読み解く」より~リンク

 人の遺伝子の34%はウィルスのかけら(近似物)であるという事実から私が感じた事は、
 人類は免疫機能を獲得していく進化を辿っている、特に脊椎動物以降はその塗り重ねで進化適応してきた。だが、その適応の結果が遺伝子の34%はウィルスのかけらという事であるならば、その%分の適応の歴史があったという事であり、その%分の絶滅の可能性も持っていたと思えるのである。

 特に、免疫機能はウィルス感染から適応する為の抗体サンプルを膨大に体内で作り、その極わずかな適応抗体を持って毎回適応していく仕組になっていると聞く。この不効率な事は生命態として適応種であるのかと疑わざるを得ない。
※昆虫等の方向性の適応の方がその点では利に適っていた。

 また、人類間でもHIVの抗体を持つ種やHA亜型(H1~H13)全てを持つ種も存在しており、これらは環境に適応するべく免疫機能を獲得し、遺伝子情報を持って次代に繋げていっている。当然、人類以外にも豚や鳥、牛などでも色んなウィルスに適応する抗体遺伝子は子孫に伝えていっている。

 しかし、よくよく考えるとこれはイタチごっこである。ウィルスに適応する為の抗体作りで、新たなウィルスをも作成させ、それらのかけら(ウィルス)は遺伝子情報に蓄積され子孫に渡される。

*ほとんどはウイルスの遺伝子の一部でいわばウイルスの化石のようなものですが、中には完全なウイルス遺伝子を保有していて感染性ウイルスを放出するものがある。
*小児に発症する突発性発疹の原因となるヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)は、血液ではなく、DNA経由で親から子に感染するという事実もある。
参照:リンク
 リンク

 次代にいくほどその蓄積は膨大になり、やがて抗体作成スピードに追いつかない状態(新たなウィルスの蔓延や病気が膨大に突然発生)が来てもおかしくないと思えてしまう。
 やがて脊椎動物という種におけるこの致命的な弱点が種の数を減少させていく方向になるのは必然と思われる。

 我々人類は、進化適応の方向を神経系の発達に舵を取り、その代りに免疫機能を共に発達させる事で適応していく道に居る。これはまぎれもない事実であり、その宿命は種としてしっかり認識しておくべきであろう。
 そして、その方向にある以上、種の多様性は免疫機能の保持・適応においても必要なものであり、排他する方向へ行っては絶滅してしまう事=免疫機能とは多種との共存によって初めて成立する事を強く認識すべきだろう。

匿名希望 

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