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2015年8月17日 (月)

観念が免疫機能を低下させている

ヘルパーT細胞はTh1、Th2細胞へと分化され、それぞれのバランスが崩れたときに過剰な免疫反応であるアレルギーや免疫力の低下がもたらされるようだ。 以下「生体恒常性維持のスーパーシステムとしての免疫バランス」リンクより引用 >最近,先進国の大きな社会問題として,アレルギー体質や易感染性体質の人口増加があげられている.昔は,BCG接種をすれば,小学生のツベルクリン反応では98%が陽転したという.しかし,最近の小学生は陽転率が50%に近いという.細胞性免疫の低下である.その結果はO-157やアニサキスに対する罹患率の増加につながり,将来的には癌や,自己免疫病の 多発の原因になるかもしれない.どうしてこうも,ヒトの免疫体質が急速に変わって来ているのか? まさか,遺伝子の変異ではないし,環境因子による免疫体質の変動としか考えられない. 2種類のサイトカインパターンの異なる Th細胞の発見は,これまで“体質”という言葉で曖昧にされてきた免疫バランスをよく説明できる.この観点から考えれば,最近の日本人の免疫体質はTh2にどんどん偏向していっていることになる.想像するに, 寄生体とヒトは共存することによって環境適応するために 都合のよいシステムを作ってきたと考えられ,細胞性免疫に重要なTh1細胞の機能的成熟は,生後繰り返される ウイルス,細菌,あるいは寄生虫の感染によって完成されたのではなかろうか?その共存システムが“あまりにも衛生的過ぎる環境”や“ストレス”によって破綻をきたして,ヒトの免疫体質形成に影響を与えてきているのではないかと推察する. 免疫系が生体恒常性維持のスーパーシステムとして,神経系,内分泌系と連関して機能していることは誰もが想像することであるが,“病は気から”という格言にせまるクリアーカットな免疫学的証明はなされていない.最近,小生らはTh2がエンケファリンを産生していることも確認しており,Th1/Th2 バランスの研究は,生体恒常性の維持と免疫病との関連性を解き明かすための格好の材料になると考えている. 21世紀は,免疫系を生体恒常性維持のスーパーシステムとして位置づけ,神経,内分泌系との関連性を考えなが ら,その免疫病の発症,治療における意義を追求する学問が重要であると考えている 引用ここまで 過度な衛生志向や共認原理の時代に移行したにも関わらず心を開けない人間関係など、われわれの意識=観念内容が生み出した行動様式や社会システムが肉体不全をもたらしており、より深刻化している。免疫研究も必要ではあるが、なによりも最先端機能たる観念内容の塗り替えが必要であり、免疫や医療を超えた地平での解決が求められている。

辻一洋

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