« 腸は生命の見張り番2~腸の出入り口のしくみが脳になった | トップページ | 自然免疫の働き②~それはミトコンドリアを中心に細胞ひとつひとつが強くなること »

2015年9月25日 (金)

自然免疫の働き①~従来の抗原抗体反応に基づくワクチン作りでは、人間の免疫力を高めることはできない

免疫学の大家、西原克成氏は「従来の抗原抗体反応に基づくワクチン作りでは、人間の免疫力を高めることはできない。生命力はどんどん弱くなるばかりです。」と説いています。

免疫というと、生物学で習った白血球を中心とした抗原抗体反応のことだとイメージしますが、最近注目されているのは、個々の細胞に備わった「自然免疫」の働きだといいます。それはミトコンドリアを中心に細胞ひとつひとつが強くなることを意味するそうです。

『腸脳力』の著者である長沼敬憲氏も、西原氏から「生体防御(体を病気から守るしくみ)の中心もやはり腸にある」ことを学び、「感情の源が腸にある」などの示唆を得ているようです。
・免疫力をつけるには リンク
・『腸脳力』刊行記念~著者:長沼敬憲メッセージ リンク

そこで、腸脳力という視点の背後にあると思われる「西原氏の説」を紹介します。 日本伝統鍼灸学会雑誌 32巻2号(58号)2006.5.30(PDF)
『からだと精神、五臓六腑とこころ』 リンク
日本免疫病治療研究会会長 西原克成 より引用します。
--------------------------------------------------------
今日の生命科学には多くの重要な事項が欠落しています。

まず質量のない物質エネルギーが失念されています。生命とは何かの定義すらなされないまま漫然と研究が進められています。そして単細胞動物と多細胞動物の生命の仕組みが同じなのか違うのかすら考えようともしません。

分子生物学が開拓されてからすでに60年経過しましたが、哺乳動物の三つの謎の 進化の起こる原因子と免疫システムがどうなっているのか、骨髄造血がいかにして発生するのか を究明する手立ては見当すらついていないようです。

分子生物学の微小な生命の世界では、1万G(地球の引力が1G)でも10万Gでも生きていますが、哺乳動物は3Gで寿命が1/3に縮小し、7Gでは1時間から7時間の間に死んでしまいます。引力・重力作用は月による潮汐のごとく血液に作用して、循環が滞り、造血・循環系が破綻します。

分子生物学を開拓した物理学者のシュレーディンガーは、生命の本質は「遺伝現象である」として「生命とは何か」を著しましたが、「生命とは何か?」をきちんと定義することを怠ったために、後進が遺伝サイクルの最も短いバクテリオファージ(ウィルス)を使って還元主義手法により研究に猛進したのでした。

レイノルズ数が1以下の微小な世界では質量はあるにはあるが余りに小さいので水の粘度係数(ねばねば度)に負けて重力が作用しないのです。

生命の定義は「エネルギーの渦の回転と共に起こる固体のリモデリング(細胞物質の交代)で、これによりエイジング(老化)を克服するシステム」です。

地球上の生命体のエネルギーの渦は風車の如く太陽や地球のエネルギーの流水がなければ一瞬たりとも巡りません。

シュレーディンガーは波動力学の体系を樹立しましたが、完璧にエネルギーを失念して生命科学に形だけ物理的手法を導入したのでした。

地球上の生命にとって最も大切なのが太陽で、次いで地球の引力です。動物に必要なエネルギーの源の全ては炭酸ガスと水が太陽光の触媒作用によって同化されたものです。

多細胞の哺乳動物は五臓六腑と筋肉・骨・皮膚と神経系リンパ・血液循環系を60兆個の細胞で形作っていますが、1個体として統制されたシステムとして、まるで1粒の細胞でできた原生動物の如くに様々な運動を統一的に展開します。

この仕組みがどうなっているかが解らなければ、心や精神の本態を知ることなどできそうにありません。

60兆個の細胞が構成するおびただしい器官・組織・構造体や臓器は、血液・リンパ液・神経によって結ばれていると共に、これらの中を通る栄養と酸素・ミネラル等の質量のある物質によって結ばれており、さらに質量のない物質エネルギーと細胞小器官のミトコンドリアのエネルギー代謝とミトコンドリアの分泌するサイトカイン(注)の働きによって結ばれています。

経絡とは、一粒の受精卵が43回分裂して60兆個の生体が完成した時の、皮膚面と内蔵その他神経筋肉組織との繋がりを意味し、受精後の発生過程の器官の相関性を意味すると考えられます。

(注)サイトカイン (cytokine) とは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報伝達をするものをいう。多くの種類があるが特に免疫、炎症に関係したものが多い。また細胞の増殖、分化、細胞死、あるいは創傷治癒などに関係するものがある。(Wikipediaより)

橋口健一
 

« 腸は生命の見張り番2~腸の出入り口のしくみが脳になった | トップページ | 自然免疫の働き②~それはミトコンドリアを中心に細胞ひとつひとつが強くなること »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 腸は生命の見張り番2~腸の出入り口のしくみが脳になった | トップページ | 自然免疫の働き②~それはミトコンドリアを中心に細胞ひとつひとつが強くなること »

Ranking

  • にほんブログ村 科学ブログ 生物学・生物科学へ お勧めサイトランキングへ
2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カウンター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ