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2015年9月19日 (土)

腸は生命の見張り番1~脳とは独立して存在する腸

植物と動物の違いは腸があるかないかというくらいに、動物そのものを表すのが腸のようです。 以下はリンクより引用です。 -- まずは、生命の維持に重要な役割を果たしているという腸の仕組みについて伺えますか。 藤田 植物と動物の違いというのは、腸があるかないかの違いと言っても過言ではないくらい「腸」は、動物が動物である証とも言える存在です。ここで大切なのは小腸。胃や大腸などは、人間の進化の過程でできたもので、それは追ってお話します。動物はモノを食べ、そこから栄養を取り、エネルギーを作って生きていますが、その栄養は腸、つまり小腸から吸収しているんです。根っこから栄養をとる植物とは基本的に違います。腸の仕組みを簡単に説明しましょう。一番単純な、多細胞動物の一つにヒドラという動物がいます。主要な器官は、腸と口と触角だけ。体の中にはソーセージのような腸があって、体中が腸でできているかのような生物です。この「腸」に食べ物を送り込むための入り口として「口」があって、その口が排泄物を出す肛門の役割も果たしています。それから食べ物を探して捕るために、ひげのような長い触角を持っています。この腸には、どんなものが入ってきたかを検知する「センサー細胞」があります。この細胞が腸の内容物を化学的に認識して反応を起こします。細胞の中に蓄えてある信号物質(ホルモン)を放出して、「こんなものが腸の中にあるよ」と近くの細胞や神経に伝達するんです。その神経細胞は、さらに別の細胞に信号を送る。こうして腸の中のモノに応じて、それを分解し吸収する反応が起きる。この基本的な腸の構造と働きは、ヒドラから人間に至る進化の過程でほとんど変わりません。   -- 人間の腸もヒドラの腸も仕組みは変わらないということですか?   藤田 この腸と触角の仕組みは、丸ごと私達の体の中にあります。腸はそのまま腸となり、ヒドラの触角のセンサー細胞は、人間の舌に生き残っています。味を感じ分ける味蕾と呼ばれる部分です。人間の小腸では、センサー細胞と網の目状の神経細胞との2つだけで、その機構の全てを司っています。つまり小腸は脳の指令を全く受けずに全ての処理を行うことができるんです。 -- 脳からの助けは借りないということですか?   藤田 そうです。腸には脳からの神経細胞がほとんどつながっていないので、脳の支配下になく、腸の細胞は、外の世界とは関係なく生きているということです。一方、舌の細胞は、神経の長い突起によって脳につながっているため、舌の上で感じたことは脳にも「酸っぱい」「苦い」と分かってしまう。腸の中でも、センサー細胞の感じ方は全く同じなのですが、この細胞は脳とつながっていないから脳が知らないだけです。つまり腸は「独立国」なんです。脳が「報告したまえ」と言っても、腸は「いや、うちは独立していますから、いちいちご報告しません。だいたい報告するルートもありませんから」と言っているようなものなのです。

かなめんた 

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