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2015年11月 9日 (月)

二つのエネルギー生成系で見る生命の仕組み③:「生殖」とは、20億年前の「解糖系の古細菌(→精子)」と「ミトコンドリア生命体(→卵子)」の合体のやり直し!?

272897の続きです。

●「有性生殖」とは、20億年前の解糖系とミトコンドリア系の合体の再現

ミトコンドリアの極端に多い細胞と、極端に少ない細胞があります。それが、「生殖細胞(卵子と精子)」です。

精子のミトコンドリアは1細胞あたり100前後であるのに対し、卵子は10万前後もあります。他の部位でミトコンドリアが多いのは、心筋で5000個、少ないのは皮膚細胞で200~300個なので、「卵子」と「精子」がいかに両極端な特徴を持っているかが分かります。

「生殖」とは、膨大な数のミトコンドリアをもつ「卵子」と、ほとんどミトコンドリアのない「精子」の合体。ということは、20億年前の古細菌とミトコンドリア生命体との共生(=真核生物の誕生)のやり直しだったのです!!

私達(真核生物)は全て、酸素の嫌いな生物と酸素の好きな生物との合体でできています。
私達は、少しずつ放出される活性酸素で老化し、死にます。そこで、次の世代を残すため、解糖系生命体=精子と、ミトコンドリアだらけの生命体=卵子を合体させることで、新しい生命を生殖によって創り直したのです。

●エネルギー生成系と男女の寿命の関係

卵子はミトコンドリアが多いので、温めることで卵子のミトコンドリアを増やす必要があります。精子は解糖系なので、冷やして分裂が促されます。

このような精子と卵子の特徴は、何と、男女の平均寿命の差にも現れています。
女性の長寿は、沖縄県。温かく、卵子を育てる環境が適しているのです。
一方、男性の長寿は長野県。寒くて空気(酸素)が薄く、精子を育てる条件が、男性の長寿に結びついているのです。(リンク

【参考】
『西村一朗の地域居住談義住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義「エネルギー生成系で知る病気の成り立ち」(安保 徹)より』 リンク
『健康生活宣言Vol.9 [特集]生き方と食べ方』リンク

萱間直 

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