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2015年11月12日 (木)

二つのエネルギー生成系で見る生命の仕組み⑤:ガン細胞とは、悪化した内部環境に適応して生まれる解糖系生命体

272925の続きです。

安保徹氏は、「ガンの原因はストレスによる低体温・低酸素→ミトコンドリアの不活性」であると仰っています。

●ストレスは「解糖系」にとって良い条件を生む

体の無理であれ心の悩みであれ、短いスパンでは、顔色が青ざめたり、低体温になったり、血糖値が上がるということは、解糖系には好条件なので、危機を乗り越えるためにはプラスです。相手をはねのけたり、攻撃したり、逃げたりするのにプラスに働くからです。
だから、ストレスで顔が青ざめたり、冷えがきたりするのは、体の失敗ではなく、適応のためです。

●ミトコンドリアの不活性によって、病気が起こる

ところが、そういう内部環境を長いスパンで引きずると、ミトコンドリアの持続力にはマイナスに働くので、疲れやすくなったり、タンパク質合成のエネルギーが少なくなって、病気が発生します。

●ガン細胞は、悪化した内部環境に適応した「解糖系生命体」

さらにストレスの多い生活を続けると、ミトコンドリアが正常に機能しなくなり、低酸素・低体温・高血糖への適応として、解糖系生命体=癌細胞が目覚めます。
ガン細胞は、サイズは大きいが、ミトコンドリアが大変少なく、カウンターで数えられるほどしかありません。つまり、ミトコンドリアが持ち込んだ分裂抑制遺伝子が働けなくなった状態です。ある意味では、精子と同じように解糖系でひたすら分裂する世界に戻ったのです。
つまり、悪化した内部環境への適応に成功してガンができるのです。人間は生き方は間違えるけれども、体の中で起こっていることは間違っていないのです。

●ガンへの対策

ミトコンドリアが正常に機能しないストレスフルな生き方が癌の原因なのだから、ミトコンドリアが正常に機能する状態にすれば癌細胞は増えないはずです。したがって、原因である「ストレス」への対策こそが、ガンの予防で最も重要です。

また、解糖系の癌細胞は温かさと酸素に弱いので、入浴と湯たんぽと深呼吸も有効です。

最終的に癌細胞を攻撃するのは、一番古いタイプのリンパ球であるナチュラルキラー細胞や胸腺外分化T細胞です。ストレスの多い生活を続け消化管の内部環境が悪化すると、これらのリンパ球が育ちません。
そこで、結局は食事が大事なのです。食物繊維の豊富な野菜や海草やキノコ、未精白の穀物で、古いリンパ球を育てます。そうすれば、癌の進行は大体一、二ヶ月で止まります。最終的にリンパ球が働いて退縮まで行くには一年ぐらいかかります。

【参考】
『西村一朗の地域居住談義住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義「エネルギー生成系で知る病気の成り立ち」(安保 徹)より』 リンク
『健康生活宣言Vol.9 [特集]生き方と食べ方』リンク

萱間直 

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