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2015年11月27日 (金)

闘うコオロギは環境次第で強くなる。しかし、度を超してしまうと狂ってしまう。 ~人類も同様。

コオロギに関して興味ある研究実験がありましたので紹介します。
まずコオロギ研究実験の動機は「単純な脳しか持ってない昆虫は、遺伝的要素が大きく、生育環境には影響されないとの学説に対して、事実は違うのではないか?」との疑問の解明であった。実験結果は「コオロギは、外部の環境によって大きく変わる」であった。しかしこの実験はもっと注目すべき事項もあった。
それは
生物の基本的な外圧適応構造(人類も昆虫も)は同じであり、また単純な脳を持った昆虫の外圧に対する反応は極めてシンプルであるので、生物としての基本的な外圧適応方法が分かる事であった。
参考までに
実現論:イ.可能性への収束=統合リンク)に記載されている内容を紹介する。
>全ての生物は、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。
>もちろん人類も、単細胞の時代から今日まで外圧適応態として必要であった全てのDNA配列=諸機能or 諸本能は、今も現在形において(しかも最基底部から上部へと段階的に塗り重ねられて)その全てが作動しているのであって、単細胞や動物たちの摂理を人間とは無関係な摂理と見なす様な価値観は、人類の傲慢であり、かつ大きな誤りである。

ところで実験内容は、
コオロギの飼育環境を3つに分けて、環境によるコオロギの闘争能力の差異を観察する実験である。
A:「集団」で飼育するグループ、B:「単独(隔離)」で光を通さない「真っ暗」な環境で飼育するグループ、Cグループ:「単独(隔離)」で透明容器の「明るい」環境で飼育するグループに分け、飼育しその実験結果は、A「集団」<B「単独」かつ「真っ暗」<C「単独」かつ「明るい」となった。

特にCは、驚く事に『狂暴化して、敵が死ぬまで追い詰める。相手を殺すまで闘うというのは、野生のコオロギではあり得ない。本当に狂ってしまったのだ。』となった。そのメカニズムは、見ることの出来る物体に触れる事ができない不全感(本能で捉える事ができない現実に遭遇)で、脳内ホルモンの異常(生命の危機・不安・恐怖・怒りを抑える物質「セロトニン」が著しく減じる)が発生し、狂暴化したと考えられる。

ここで、A,B,Cの各グループは、まさに人類史の平和共存から戦争そして精神破壊の現在への歩みにあてはまる。
A「集団」は、人類の形質を殆ど形成した500万年間の洞窟生活社会(共同体社会)
B「単独」は、3000年前に発生した略奪闘争によって共同体社会が解体され個人中心社会
C「単独」かつ「現実とかけ離れた情報を受け取る」は、現代社会≒テレビ、コンピュータなどの影響で、存在と現実の乖離によって、宮崎勤の猟奇殺人から大量の他人の気持ちが理解できない人の増加→精神破壊が蔓延している。

次の実験「Cの状態の狂暴化したコオロギを集団の中に戻す」では、狂暴コオロギは、正常なコオロギに戻ったのです。
人類が正常に戻るには、人類の本源的な社会(共同体)の再生が急務な課題といえる。
________________________
英考塾「闘うコオロギは環境次第で強くなる。しかし、度を超してしまうと…」リンクより
(前略)
戦闘様式は異なるといえども、中国・イギリスともに、コオロギの強さは「飼育」によって高められると考えられている。
この点に、ある科学者は疑問を感じた。
従来の学説では、昆虫のように単純な生物は、遺伝的な要素が大きく、生育環境にはあまり左右されないと考えられていたのである。
なぜなら、コオロギの脳は「微小脳」と名付けられるほどに小さく、学習能力が大きいとは考えられていなかったからだ。
ところが、中国の指南書にもあるように、コオロギの強さの7割もが生育環境にあると闘蟋の伝統は教えているのである。
それは本当だろうか? もし、そうならば昆虫への考え方を一新させなければならない。

金沢工業大学では、ある実験が行われた。
コオロギの飼育環境を3つに分けて、環境によるコオロギの変化を観察する実験である。
まず、「集団」で飼育するグループと、「単独(隔離)」で飼育するグループに分ける。
そして、「単独(隔離)」のコオロギは、光を通さない「真っ暗」な環境と、透明容器の「明るい」環境を用意した。
さて、結果は?
単独(隔離)、そして透明容器の明るい環境のコオロギが最も「狂暴化」した。
まさに狂暴、敵が死ぬまで追い詰める。相手を殺すまで闘うというのは、野生のコオロギではあり得ない。本当に狂ってしまったのだ。
オスどころか、メスまでをも攻撃してしまうようになった。
なぜ?
単独で飼育するというのは、闘蟋(コオロギの闘争)の基本である。伝統的に闘争心を高める手法として用いられてきた。
しかし、通常の飼育容器は遮光(素焼き)であり、透明ではない。
透明だとなぜ狂ってしまうのか?
狂ったコオロギの脳では、脳内ホルモンに異常が見られた。特に「セロトニン」が著しく減少した。
脳内セロトニンの不足は、人間の場合、精神活動に異常をきたす。不眠症、うつ病、更年期障害などなど。
透明な容器に入れられたコオロギは、ありえない現実に「混乱」してしまったものと考えられた。
「見えるのに触れない」。これは、コオロギがついぞ体験したことのない現実である。
コオロギの「微小脳」は単純である。モバイル機器のCPU(脳ミソ)が単純に作られ、サクサク動作するのと一緒である。
「見えるモノには触れるはず」である。遠くにあるモノではない。すぐそこにあるのに触れない。
脳内にプログラムされていた情報と、実際の現実が「あまりにもカケ離れていた」ために、コオロギの微小脳は「処理(理解)不能」に陥り、その結果、暴走してしまったものと考えられた。
一方、最も闘争心の小さかったコオロギは、集団飼育であった。
常に他のコオロギが存在する環境で育ったコオロギたちは、オス同士でも争うことはなかった。
さて、その穏やかな集団コオロギの中に、狂暴君を入れてみよう。
さすがに狂暴。手当り次第に暴れまくる。「オレに触るとケガするぜ」。
しかし、散々噛みつきまくって気が済んだのか、狂暴君はいつの間にやら、大人しくなっていた。
この実験結果をみれば、一目瞭然、明らかに外部の環境によってコオロギが大きく変化したことが判る。
中国の歴史が語るように、コオロギは飼育環境で激変したのである。攻撃を忘れたコオロギから、狂えるコオロギまで。
先天的(遺伝的)な影響が思ったより少ないという事実は、ある意味「救いのある話」である。
後から何とかなるのであれば、希望も持てる。
また、脳ミソというものが、現実とのギャップに思ったよりも弱いということも判った。

岸良造

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