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2015年11月 3日 (火)

「経絡系」には、体内器官との深い関わりがあった!

「経絡」や「経穴」は、それ自体が独立したネットワークでありながら、血管や臓器、神経系とも何らかの相互作用を及ぼしているようです。

また、「経絡系」は、生物の発生のごく初期段階で形成され、臓器などの諸器官が細胞分裂によって形作られるのを、先導している可能性すらあります。

『バイブレーショナル・メディスン~いのちを癒す〈エネルギー医学〉の全体像』(リチャード・ガーバー著・上野圭一監訳・真鍋太史郎訳)からの引用です。
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それらの微小管から抽出される液体には、血液中に比べてはるかに高濃度のDNA、RNA、アミノ酸、ヒアルロン酸、十六種類の核酸、アドレナリン、コルチコステロイド、エストロゲンなどのホルモンが含まれている。

経絡中の液体から検出されるアドレナリンの濃度は血中の二倍であった。経穴においては、血中の十倍以上に当る濃度のアドレナリンが検出された。微小管内にホルモンやアドレナリンが存在することは、明らかに経絡系と内分泌系が何らかのつながりをもっていることを示唆している。

キム博士はまた、深在系の終末微小管が細胞の遺伝情報の中枢である核の内部にまで到達していることを見いだした。

経絡中の液体成分に拡散やコルチコステロイド、エストロゲンのようなホルモンも存在していることから見て、経絡と内分泌系による人体機能調節の間には相互関係があると考えられる。

キム博士は数多くの実験をおこない、深在系を通る経絡の流れが停滞することなく臓器に流れ込んでいるという事実の重要性を確認した。彼はカエルの肝臓につながる経絡を切断して肝臓の組織学的な変化を調べた。

すると、経絡を切断した直後、肝細胞は腫大して内部の細胞質ににごりが生じてきた。続く三日間のうちに、肝臓全体の血管の変性が進行してきた。何度繰り返して実験を行っても、得られる結果は同じだった。

キム博士は、神経の周囲を通る経絡を切断した時の反射の変化についても調べた。結果は、経絡切断後三十秒以内に反射反応時間がもとの五倍にのび、その変化はほぼ一定して四十八時間以上続いた。

それらの研究は、古代中国における「経絡は五臓六腑のそれぞれにあった滋養を供給する」と言う鍼灸の理論を裏付ける立場に位置している。

その様な膨大な実験データに基づいて、キム博士は経絡が相互につながっているだけでなく、組織内に存在する全ての細胞の核をむすびつけていると結論している。

発生過程においてその核/細胞間の結合が形作られる時点を突き止めるために、キムは様々な種類の生物をもちいて経絡がどの時点で形成されるのかを研究しはじめた。

バー博士の研究(※引用者注:272209参照)を連想させるかのようなその発生学的実験によって、キムはニワトリの胎児においては、受精後十五時間以内に経絡系が形成されることを明らかにした。

発生学では、その時点では最も基本的な器官(器官原基)すらもまだ形成されていないとされているので、キムの発見は大変に興味深いものである。

経絡系の三次元的形態形成の完了が器官の形成よりも早い時期に訪れるということからすると、鍼灸における経絡系の作用が、体内臓器を形成する際の細胞の遊走や臓器の三次元的位置の決定に影響を与えている可能性も考えられる。

経絡系が個々の細胞における遺伝情報の中枢をむすびつけているとすれば、細胞の複製や分化(特殊化)にも重要な役割を果たしているかもしれない。
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引用以上

おおさかじょん

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