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2015年12月30日 (水)

微小管が電磁波をキャッチするアンテナとなり、細胞分裂に影響している

中心体が外圧情報をキャッチし分裂・増殖をコントロールするメカニズムが少しずつ明らかになってきました。以下、東北大の研究の引用です。

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ヒトの身体を構成する細胞の表面というと、ツルンとしたイメージを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。なんとなくツルンとした細胞がいくつも連なっているようなイメージである。しかしそれは誤ったイメージで、細胞の多くは、一次繊毛という数μmの小さな突起構造を細胞表面に持つ。一次繊毛は、動物細胞の細胞内小器官の1つである「中心体」に由来する「基底小体」という基礎の上に伸長した、同じく細胞内に存在する細胞骨格の1種「微小管」を主成分とする「軸糸」があり、それを「繊毛膜」が取り囲んだ構造を持つ非運動性の突起構造だ。

その機能は長らく不明だったが、近年になって、一次繊毛の膜表面には細胞外からの機械的・化学的シグナルを受容し応答するための受容体やイオンチャネルが高密度に局在していることが明らかになってきた。つまり一次繊毛は、細胞が外部環境を感知するためのアンテナとして細胞の恒常性維持、増殖・分化の調節など、細胞機能の発現に重要な役割を担っていたのである。

以上引用

ここでは一次繊毛における「軸糸」を単なる構造体と捉えていますが、主成分たる「微小管」は中空の管で、弱導電性であり、電磁波を受信するアンテナそのものです。微小管を構成するチューブリンの螺旋構造が、ヘリカル構造と呼ばれる波長の数十分の一の長さで受信できる小型アンテナと同じ仕組みであり、携帯電話などのマイクロ波を受信可能にしています。

また、「軸糸」をレールとして、キネシンやダイニンといったモータータンパクが化学的シグナルを運搬し、中心体由来の「基底小体」に情報を伝達するように、電磁波情報も基底小体に集約していると思われます。

つまり、アンテナとしての一次繊毛の情報を元に細胞分裂・増殖をコントロールする機能が中心体であり、環境ホルモンはもちろん人工電磁波が誤情報となり細胞分裂異常など生体への影響をおよぼすことになるのです。

辻一洋

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