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2015年12月 3日 (木)

森下敬一氏の唱えるガン説~①血液は骨髄ではなく腸で造られる(2)

引用続きです。
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◆血液は腸で造られる~造血のプロセス
では、血液はいったい体のどこで造られるのでしょうか?単細胞である原生動物は、一個の細胞の中で生存に必要な作業の一切を行っているので、これは除外するとして、それ以外の動物の体をみていきますと、体を構成している共通の要素は「体組織」と「消化器」と「血球」の三つになっています。
動物の体が存在しているということは、骨や内臓や皮膚などを構成する「体組織(体細胞の集合体)」がありますし、その動物が生きていくためには食物を摂り入れる必要があるので、その処理器官として「消化器」があります。
そして、その「体組織」と「消化器」を有機的につなぎ、栄養を補給し、動物の体全体が統一のとれた生命活動を営めるようにするのが、「血球」という存在です。
「血球」があるということは、その「血球」を造る「造血器官」がどこかにあるはずで、それは、「体組織」か「消化器」のどちらかということになります。「食物を摂り入れて、体を造る」という順序から考えると、「血球」を造り出すのは「消化器」しかないという推測が成り立つわけです。
「骨」という組織が出現するのは、動物の進化がかなり進んでからの話になります。
先にも触れましたように、「造血」という重要な機能を果たす場所が、途中から引っ越すのは難しいのですから、「造血器官」は「消化器」と考えるのはごく自然な流れなのです。

私はこの「造血は骨髄ではなく、消化器官で行われる」という仮説を立証するために、大学の研究室でさまざまな実験を行い、「血液は腸で造られる」という結論を導き出しました。

◆腸粘膜はアメーバ
腸の働きをご説明する前に、現代医学が唱えている腸の働きについて確認しておきましょう。
現代医学では「食物は胃腸の消化酵素によって、アミノ酸やブドウ糖といった小さな分子に分解され、小腸粘膜を通過して、血液やリンパの流れに乗って、栄養分として体の各部に運ばれていく」としています。
要するに、腸粘膜は、不要な残りかすと必要な栄養素とを分ける濾紙のような、静的な役割の膜であると捉えています。

ある期間、断食させたウサギを解剖して、その腸粘膜を詳しく調べました。ウサギは餓死寸前になると、自分の体毛をむしって食べたり、自分が入れられている木箱をかじったりしますので、解剖すると、腸の中に体毛や木片がたくさん見られます。
腸のいちばん内側で、食物と接する粘膜には突起があり、その突起が腸内に向かって絨たんの毛羽のようにたくさんはえています。この突起をもった腸粘膜を「腸絨毛組織」といいます。現代医学がいうように、腸の粘膜が受動的で静的な組織であれば、ウサギの腸の中の体毛や木片は、絨たんにたまったホコリのように、腸絨毛と腸絨毛のあいだに入り込むことはあっても、腸絨毛組織の細胞に取り込まれるようにはなっていないはずです。

ところが、実際には、体毛や木片は、腸絨毛の組織に食い込まれるように、組織の中にしっかりと取り込まれていたのです。
単細胞の原生生物、アメーバやゾウリムシは、体全体で食物を包み込んで、いつの間にか同化してしまうのですが、腸絨毛表面の絨毛上皮細胞もアメーバと同じように、ドロドロに消化された食物を自らの細胞内に取り込んで消化し、同化していくのです。
その後、上皮細胞の核は、絨毛の内奥組織に送り出されていきます。その核は、やがて数十個の赤血球を含んだ「赤血球母細胞」に変化発展するのです。「赤血球母細胞」とは、文字通り、赤血球の母親の細胞です。赤血球母細胞が腸絨毛内の毛細血管に接触すると、そこから血管内に赤血球だけを放出します。放出された新しい赤血球は血流に乗って全身をかけめぐるようになります。
このように、腸では食物が分解・吸収されるのではなく、腸粘膜内に取り込まれた後、いろいろな要素の結合・変容によって、赤血球という新しい細胞が造り出されるのです。

これは大変重要な仕組みですから、もう一度、整理・確認しておきたいと思います。

1.食物は消化液の作用や腸の運動の影響で、ドロドロの状態になる。
2.ドロドロ状の食物が、腸絨毛組織の表面にへばりつく。
3.ドロドロ状の食物が絨毛組織内に取り込まれつつ、その場の細胞に同化してしまう。
4.同化作用が完了した細胞の核は、絨毛内腔に押し出されて、その周りに細胞質がつけ加えられることによって赤血球細胞に変わっていく。
5.赤血球母細胞は、数十個の赤血球を胞子形成(酵母菌の繁殖過程)し、やがてその赤血球たちを絨毛内腔・毛細血管内に送り出す

このプロセスで、赤血球(血液)は造られていきます。ですから、繰り返しますが、現代医学の「骨髄造血説」はまったくの誤りなのです。

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~②へ続く~

コメットさん

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