ソマチッドの誕生(3)ソマチッドとミトコンドリアの共生
太陽系に地球とその他の衛星が存在するように、土中にも極小の太陽系のような関係があったと考えればどうでしょうか?
各種の生物がその細胞の中にミトコンドリアとソマチッドを同時に共生させているのは紛れのない事実であり、ミトコンドリアはソマチッドの周りを回る衛星みたいな存在であったと考えると説明が可能になるように思われます。
多くの原核生物の中で、傑出した生命力を持つソマチッドは、ミトコンドリアが必要とする電子を供給する能力を持っています。そのミトコンドリアが細胞の内部に入り込んで、細胞のATPエネルギー生産の源となり、ソマチッドは細胞膜を自由に通過する能力があるので、外部(多細胞生物においては樹液とか血漿または体液)に出て自己の為のエネルギー取得を行い、そのエネルギーの一部をミトコンドリアのエンジン始動の原動力として配給するようになったと考えられます。
従って、ミトコンドリアは独立した生物ではなく、ソマチッドの離れた一部であると考えることができます。そこでクロロフィルはソマチッドと共生したのです。
これらは約25億年前に起きたと思われますが、ソマチッドは完成された最強の原始生命としてその時期に存在した一次生産者ですから、ソマチッドの起源は30億年以前と考えられます。
参考書籍:ソマチッドの謎 /冬青社 (リンク)
/著者:宗像久雄、福村一郎(共著)
村田頼哉 |
« 原核生物の超適応戦略~あらゆる生命のDNA情報を活用する~ | トップページ | 赤ちゃんの進化学 ①胎児、進化の旅は5億年、1日は160万年以上のスパンに相当する »
« 原核生物の超適応戦略~あらゆる生命のDNA情報を活用する~ | トップページ | 赤ちゃんの進化学 ①胎児、進化の旅は5億年、1日は160万年以上のスパンに相当する »
コメント