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2016年2月

2016年2月28日 (日)

熱は最も『質』の低いエネルギーである

エネルギーという言葉は誰もがよく使う言葉ではあるが、その実態は意外に知らないで使っているケースも多い。今日は、そのあたりをわかりやすく解説しているサイト(=リンク)から、まず『熱』に関する部分を紹介する。

            【以下引用】

 エネルギーには電気や仕事や熱など色々な種類がありますが、仕事や電気などのエネルギーはその100%を熱に変換することができます。
 しかし、熱からはその100%を仕事や電気などのエネルギーに変換することは本質的にできません。そのために、いろいろな種類のエネルギーはどうしても最終的に熱に変換されやすくなります。

 また、熱でも高温だったり、常温よりも低い温度だったりすると利用価値は高くなりますが、これらの熱はなにもしないで放置しておくと常温の熱と混ざり合って自然に利用価値の低い熱になってしまいます。
 例えば、高温の水と低温の水を同じ容器に入れておくと、かき混ぜなくても自然に混ざり合って全体が同じ温度の水になってしまいますが、その逆はありません。容器の中に水道水を入れておいたら自然に温度の高い部分と低い部分ができたという経験をした人はいないはずです。

 すなわち、エネルギーにはいろいろな種類がありますが、そのいろいろな種類のエネルギーのなかに、他の種類のエネルギーに変換されにくい「熱」というエネルギーもあるために、エネルギーの移動や変換に方向性(進みやすい方向)がでてきてしまいます。

             (中略)

 熱や化学エネルギーのように、エネルギーであるにもかかわらず、また総量が同一でも有効利用しやすさに差があるのであれば、その様子を定量的に把握したいと思うのは当然です。そこで有用になるのが「エントロピー」というものです。言い換えれば、熱について議論するときには避けることができないものなのです。

             (中略)

 エントロピーが増加すると利用価値の高いエネルギーが減少してきます。化石燃料と空気の組み合わせが持っている化学エネルギーを仕事(電気)に変換しようと操作している際に、熱や物質を構成している粒子がばらばらになろうとして、エントロピーが増加することが避けられないようです。

             (中略)

 前にも記しましたが、熱の本質は分子運動であり、ある一つの温度の熱に注目すると、分子の運動の強さも、分子の運動の方向性(どの方向を向いて運動しているか)も、渾然と(場所による分布を持たずに)混ざり合っています。

 分子運動の強さも方向性も、分布をもたずに混ざり合っていたら、出現する確率が高くなっており(安定になってしまっており)、もはや変化をしないのは当然です。
 言い換えれば、熱というエネルギーは本質的に安定になっている(変化しにくい)特徴をもっています。

 分子運動の方向性に関しては、どんなことをしても、方向を揃えたもの同士を集めて分布をもたせ、不均一にすることはできませんので、この部分の安定性は崩す方法は見当たりませんが、分子運動の強さは、温度の違う熱と組み合わせることで分布をもたせて不均一にすることができます。

 よって、温度の違う熱源を揃えれば、分子運動の強さだけは不安定にさせることができ(変化をさせることができるようになり)、熱の一部を仕事などに変換することができるようになります。

 別の見方をすれば、高温の熱が本質的に持っている安定な部分(変化させることができない部分)を捨て去るためのゴミ箱が低温の熱源だ、とも考えることができます。

            【引用以上】

「エネルギーの中で『熱』は価値が低い」ということは以前聞いたことがあったが、他のエネルギーへの変換が極めて困難だということがその理由であるようだ。同サイトには、核反応が最も『質』の高いエネルギーであり、核反応が加わるとエネルギー保存則が成立しないという見解も載っていたので、次回はそちらを紹介する。



匿名希望
 

2016年2月25日 (木)

自然に学べ ~周りのあらゆるモノが追求対象~

日本の自然に学ぶという意識が様々な研究成果に繋がっています。

以下引用です。

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薄く平らな葉は翼と同じ超効率的構造
リンク

植物の葉は飛行機の翼と同じように超効率的な構造だった。葉が薄くても壊れずに長い年月その構造を維持できる秘訣を、京都大学大学院農学研究科の小野田雄介(おのだ ゆうすけ)助教らが新しく開発した測定法で解明した。盛んに光合成する葉は、工学でも使われている非常に効率的なサンドイッチ構造(薄く硬い表面材と厚く柔らかい芯材から構成される)をとり、限られた資源で曲げに強い平面構造を達成していることがわかった。

陸上の植物は約5億年の進化を経て、「薄くかつ力学的にも安定」という相反する制約を克服して、極めて洗練された葉の構造を獲得してきた。薄くて耐久性の高い構造設計の参考にもなるような植物の「匠の技」といえる。オランダのユトレヒト大学との共同研究で、2月12日付の英科学誌Journal of Experimental Botanyオンライン版に発表した。

植物の葉は、効率的な光吸収のために薄い構造をもっているが、多少の風雨にさらされても壊れずに耐え、長いものでは10年以上の寿命がある。葉の断面をみると、外側の表皮組織と内側の葉肉組織に大別でき、翼やスキー板、段ボールなどに使われているサンドイッチ構造に似ている。しかし、表皮組織と葉肉組織が密着しているため、両組織の硬さをそれぞれ測定することは難しく、葉がどの程度効率的な構造なのかは分かっていなかった。

研究グループは、葉の組織を分解せずに、引っ張り試験と曲げ試験を組み合わせて、表皮組織と葉肉組織の硬さを測る独自の方法を考案した。この方法で36種類の多様な植物の葉を詳しく測定した。草か木にかかわらず、薄い表皮組織は軟らかい葉肉組織に比べ、けた違いに硬く、非常に効率的なサンドイッチ構造であることを突き止めた。表皮の硬さでは、表皮組織の最外面にあるクチクラ(厚さ0.1~10um程度)が特に重要なことも確かめた。

小野田雄介助教は「生物の形と機能はその生態や進化を理解する上で重要である。今回の研究で、植物の葉は薄くても丈夫という相反する条件を巧みに満たしていることがわかった。この葉の優れた特性が、薄くかつ耐久性の高い構造設計に応用されるよう期待したい。身の回りの植物を違った視点で見るきっかけにもしてほしい」と話している。

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匿名希望

2016年2月22日 (月)

植物は葉緑素によって虫から身を守っている…北大が発見

植物からすれば、当然葉っぱは食べられたくない。一方で、植物ごとにその葉っぱを食べる虫が存在する。これから分かることは、植物も虫も絶えず現在進行形の外圧適応態として存在し続けているということなのでしょう。

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北大、植物が虫から身を守るための新しいメカニズムを発見(リンク

 北海道大学の胡学運らによる研究グループは、植物は葉緑素(クロロフィル)によって虫から身を守っていることを発見した。

 植物は、葉緑素(クロロフィル)に酵素クロロフィラーゼを作用させることで、クロロフィリドと呼ばれる物質を作り出す。この酵素は100年以上も前から存在が知られていたものの、その役割については明らかになっていなかった。

 今回の研究では、まず細胞の成分を遠心分離したところ、クロロフィラーゼが植物内細胞の液胞や小胞体にあることが分かった。つまり、葉緑素(クロロフィル)は葉緑体という別の場所にあるため、通常は反応を起こさないが、細胞が壊れたときには反応を起こしてクロロフィリドを生成する。

 また、クロロフィリドを虫のエサに混ぜると幼虫の成長が抑えられ、死亡率も高くなること、そしてクロロフィラーゼを多く含む植物を食べたハスモンヨトウの幼虫の死亡率が高まることが分かった。

 今後は、本研究成果が植物の防御反応の全容解明や多様性解明に繋がると期待されている。

 なお、この内容は「Plant Physiology」に掲載された。

瀬部倫一郎

2016年2月19日 (金)

生きる力を本気で教えることが教育教育に求められていること。

教育に求められていること。教える教育が終わった時代に、子どもに伝えるべきこと。 これらを考えさせられる記事があったので紹介します。

以下引用(リンク)

******************************  本来、子どもたちが、たくましく生きる力を身につけるために必要なのは、たくましく生きているお手本となる大人を見ることではないでしょうか。大人たちに「生きる力」がみなぎっていれば、子どもたちだって自然にそれをまねて、自分のものにしていくのではないかと私は思います。しかし今、ことさらに「生きる力」が足りない、「生きる力」を身に付けさせなければいけないといわれているということは、そもそも「生きる力」を備えた大人が少ないということではないでしょうか。  「これからは英語が必要だ」、「ITリテラシーも必要だ」、「偏差値よりも思考力だ」、「ディスカッションやディベート能力がないとこれからのグローバル社会では生きていけない」などと、大人たちは自分たちの未来予測に基づいて、もっともらしいことを言います。しかし、もしその未来予測が外れたら子どもたちが生きていけなくなるのだとしたら、それは本当の「生きる力」とはいえないはずです。「生きる力」という言葉には、「どんな世の中になっても生きていけるための力」というニュアンスが込められているはずです。 ****************************** 「生きる力」=「どんな世の中になっても生きていけるための力」というのは、とても大切な考え方だと思います。 プレゼンがうまくなる、コミュニケーションがとれる、というのはあくまでその結果に過ぎません。 それらの根源となる考え方は「生きる力」なのです。自分でしっかり考えて、答えを見出していく力が求められています。 引き続き引用 ******************************  大昔においては、狩猟のスキルが生死を分けました。農耕のスキルが最重要だった時代もあります。戦いのスキルが求められた時代もありました。そして現在……。時代によって、生きていくために必要なスキルは変わります。しかもその変化は現在加速度的に速くなってきています。つまり、未来予測は大変困難。「生きるためにこれとこれが必要だ」と教えてもらうことでは「生きる力」は身に付かないのではないかと思います。その場その場で自分が生きていくうえで必要なものを自分で見極めて、どうやったらそれを手にすることができるかを考え、そのための努力を続けることができる力こそが「生きる力」の正体であるといえるのではないでしょうか。  「自分は英語ができなくて悔しい思いをしたから、お前には同じ思いをさせたくない。だからとにかく英語はやりなさい」と親が子に言うのは「生きる力」を授けることとは真逆のメッセージです。小さいころから英語を勉強して、流暢な発音を身に付けることが「生きる力」になるのではなく、英語が必要だと感じればただちにそれを習得し、中国語が必要だと感じればただちにそれを習得することができる力を携えさせることこそが「生きる力」になるのだと私は思います。それなのに、今の教育議論は、「子どもに何を教え授けるべきか」がばかりに終始しているように思います。  教育とは本来、どんな世の中になっても生きていけるための力を子どもたちに携えさせていく営み。それ以上でもそれ以下でもありません。「生きる力って何ですか?」という問いと向き合うことで、そのことが再確認できるのではないでしょうか。 ****************************** 引用終わり 教育に向きあおうとしたとき、「本気で生きる力を与えたい」と考えることが、現在の教師に求められていることではないでしょうか。

2016年2月16日 (火)

「気」の力(自然治癒力)でガンは消えた

遠隔気功についての記事です。遠隔気功については、以前にこんなにスゴイ自然治癒力☆+゜~「気」は波動である:松果体と右脳の働き~ リンクの記事でも紹介させてもらいました。 今回紹介する記事は、実験によって確かめられ、週刊誌でも話題となったものとのことです。 以下、遠隔気功研究所 のタイトル記事の転載です。 リンク ******************************** ■政府、国立大学も認める「気功」~“気の力”すなわち「気功」は今や西洋医学でも認める ~ 「気功」は、人類がもともともっている「自然治癒力」の一つと考えられている。 他者の治癒力を高めることのできる能力者が「気功師」である。 古代からさまざまな部族などに“治療師(ヒーラー)”と呼ばれる者がいた。 近代医学は、これらを“祈祷師”と蔑視し、ただの“迷信”の一言で斬って捨てた。 しかし最近の数多くの先進的研究は「気功」の効果を立証している。 「気功師」の療法が、実際に数多くの病気やガンを治している。 つまり体験科学を、現代科学が追認しているのだ。 「気功」研究には、いまや政府、国立大学なども参加している。 ■一週間の余命のガン患者が完治・・・ 東北学院大さらに文部科学省、東工大が具体的研究を実施している。 なかでも特筆されるべきは、「遠隔療法」による末期ガン治療だろう。 つまり気功師が遠くのガン患者に“気”を送って治療する・・・・という。 「まるでオカルト・・・・!」と笑うなかれ。 すでに国や一流大の研究者が無視できないレベルで、「気功」の医学的効用を立証していることを知るべき。 しかし、直接、患者に手を当てて治すならいざ知らず、遠方の患者に「空間」を超えて「気」を送るなど可能なのか・・・・? 結論からいえば、この実験で「気功」の「遠隔気功」は実証された。 実験は2000年8月、9月に実施された。 患者は末期ガンの女性Mさん(64歳、長崎市)。 同年4月「早ければ一週間、長くて一カ月の余命・・・・。 手遅れで、手術、抗がん剤、放射線治療も効果なし」と医者から見放されていた。 入院の前日に、自ら葬式の手配もすませた。 すでに腹水で腹はパンパンに腫れ上がっていた。 ■医者も奇跡の「完治」を認めた 「遠隔気功」は、次のように行う。 事前に「気功師」と気を受ける時間を決めておき、ベットで横になっておく。 「気功師」は直立して「患者の邪気を手ですくい取る」動作をくりかえす。 Mさんは何も感じなかったが、ただ気持ちよく眠れるようになった。 毎夜の遠隔治療で腹水も減り始め一カ月で食欲も回復。 退院して登山を楽しむほどに。 そして、12月、医者もしぶしぶの奇跡の「完治」を認めた。 抗がん剤をやめて「気功」による自然治癒力を高めたことが快癒につながったのだ。 医者の最後通告「余命×か月・・・」などにだまされてはいけない。  これは、かれらが同じガン症状の患者に化学療法という“毒薬投与”を行い、どれぐらい「生き延びたか」を記録した生体実験データでしかない。 「栄養療法」など代替療法の患者データは、ここには一切含まれていないのだ。   医者の“あと数ヶ月の命”はあてにならない! ■350キロメートル離れて「電気伝導量」が同調 Mさんのような奇跡を目のあたりにして、科学者たちは真剣に「遠隔気功」に注目した。 東京から350キロメートル離れた仙台に気功師が気を送って実験をした。 当然、被験者には何時に「気を送る」ということは、知らせていない。 「気功師」が350キロも離れた地点から気を送った結果、被験者の電気伝導量が大きく変化したことに驚く。 丹田(下腹部のあたり)の刺激は、呼吸器、循環器、自律神経・・・・などを活性化させるといわれている。 つまり「遠隔治療の効果が立証された」のだ。 ■送り手、受け手の脳波が一致 科学技術庁(現、文部科学省)と東工大による「遠隔気功」の実験。 東京の「気功師」が、世田谷区の東工大・体育館にいる被験者(63歳)に「送気」した結果は、リラックスしたときに現れるα(アルファ)波の変動を測定できた。 当然、「気功師」がいつ「送気」したか被験者はまったく知らない。 「送気」すると送り手、受け手ともに、みごとにα(アルファ)波は上昇し、中断すると下降している。 これは、偶然ではまったく起こり得ない変化だ。  「遠隔から送気が確実に受け手に届いたことを実証する」(科学技術庁)  さらに、東工大の樋口教授の実験では、不安、怒りの時に分泌されるノルアドレナリンやストレス指標のコルチゾールなどの神経ホルモンが「遠隔気功」で明らかに減少した、という。 「送気」で受け手のストレスが緩和されたのだ。   ■地球の裏側でも・・・・!距離は無関係 ~「遠隔気功」は、距離をいっさい問題にしない~ だから350キロどころか、地球の裏側でも可能・・・と聞いて、あなたは絶句するのみだろう。 そもそも「気」の真実の実態自体が、まだ解明されていない。 しかし、「科学で解明されないものは“存在”しない」と言ったら“非科学的”である・・・・ことは、あなたもわかるはず。 この未知の分野に、果敢に挑んだ研究者たちに拍手を送りたい。 病気とは「気」が「病む」・・・・と書く。 これが、すべて本質を表す。 「気」とは、あらゆる生命を育む大自然の「意志」だと思えてならない。 古来、人は、それを「神」の恩寵、あるいは「仏」の慈悲・・・と呼んだ。 遠距離の「送気」とは、つまりは、愛する者の無事を念ずる「祈り」に通じはしまいか・・・・・。             ******************************** 以上転載終了 匿名希望

2016年2月13日 (土)

光の速度は一定でないことが、初めて証明される

WIREDより転載(リンク
グラスゴー大学などのチームが、光子(フォトン)の形状を変えて減速させる実験に成功した。自由空間における光の速度は一定でないことを初めて証明するものだ。

グラスゴー大学などの研究者チームが、自由空間(物質が存在しない空間)を移動する光を減速させることに初めて成功した。これまで、真空中の光の速度は、一定不変の物理的尺度とされてきたが、今回の結果はその前提を覆すものだ。
研究チームは、光子(フォトン)を液晶マスク(liquid-crystal mask)装置に通して形状を変化させ、形状が変化していない光子と速さを競わせる実験を行った。その結果、形状が変化したほうの光子は、1mの移動距離において最大20波長分の遅れが観測された。これは、光が自由空間において減速しうることを示す初めての実験結果だ。
自由空間中の光の速度は、秒速2億9,979万2,458mであり、この速度は一定不変とこれまで考えられていた。光は、水やガラスの中を通過する間は減速するが、通過した後は再び光速に戻る。しかし今回の実験では、光子はマスクを通過した後も、やや減速した状態を維持した。
グラスゴー大学の光学研究グループに属するマイルズ・パジェット教授が指揮し、エディンバラにあるヘリオット・ワット大学と共同で実施された今回の研究は、『Science』誌のオンライン先行掲載版「Science Express」に発表された。
研究チームは今回の実験について説明するのに、光ビームのふるまいを、自転車レースの集団の走りにたとえている。光は、「粒子」と「波」の両方の性質を併せもつため、個々の光子の形状を「波」として変化させる一方、ふたつの光子の移動速度を「粒子」として競わせることが可能だ。
自転車レースの集団は、全体としては一定速度で移動していても、個々の選手は集団内での順位を入れ替えつつ、各自異なるスピードで走っている。同じことが光にも当てはまり、1本の光ビームは複数の異なる速度で構成されている。すなわち、1本の光ビームは、自転車レースの集団と同様、全体としては光速で移動しているが、「選手」にあたる個々の光子の速度はそれぞれ異なるわけだ。
「構造化した光ビームにわれわれがもたらした遅れは、1mの伝搬距離で数マイクロメートルと小さい。しかし、それは有意な遅れだ」と、研究の筆頭著者のひとりであるダニエル・ジョヴァニーニは述べる。
ただし重要なことは、この実験結果が短距離にしか適用されない点だ。研究チームは、光ビームの生成に用いるレンズが大きく、また光の移動距離が短い場合に、減速の効果が最大になると説明している。すなわち今回の研究結果は、宇宙の仕組みに関するわれわれの基本的理解にまで変化をもたらすことはないが、光に関する従来の理解には変更を迫るものだ。



仙人掌

2016年2月10日 (水)

水に溶けない唯一の物質

『水はあらゆる物を溶かす万能溶媒』(リンク)であり、それを可能とするのは、その「電気的特性(双極性)」と、常温でも活発な運動をする「振動体」だからです。
(例えば地球上の岩石なども常温で水に溶けるのですが、かかる時間が極めて長いため「岩が水で溶けている」という実感を持ちにくいのです。)

そして、そもそも我々人類を含めた生物の生体が、このあらゆる物を溶かす水を取り入れつつも存在できているのは、ある物質を生成したからなのです。
・・・それは「油」です。

◆1.水と油で包まれている細胞
この「油」の存在が、生体を構成する上で、とても根源的な役割を果たしています。
生体を構成する最小組織といっていいい「細胞」は、人体に40~60兆個も存在しているといわれていますが、この細胞を包み込むような外殻部分=細胞を形づくる「細胞膜」は、「水」と「油脂」で出来ています。

◆2.細胞膜が出来たのは何で?
全てを溶かす水、そしてその水に唯一溶けない物質である油。
この対極にある物質相互が関連して細胞膜を形成するには、需要な液体の性質が関係しています。「界面活性」作用です。

細胞膜は三層構成になっています。
最外周部がリン脂質が面的に結合して繋がり、膜断面の中央は水分子同士が結合して骨格ともいえる層を成し、そしてその内側にまたリン脂質が層を形成しています。このような構造が生まれたのは、リン脂質に「界面活性」という特性があったからなのです。
最外周と内側の二層を構成するリン脂質は、親水性の性質を持つ頭部と疎水性の尾部で構成されていて、中央の水に向かって頭部が並び結合し、疎水部がおのおの膜の外側に向かって並んでいるというわけです。

(このリン脂質のように、一つの分子の中に親水性と疎水性を合わせ持つことで、本来混じり合わない物質を混ぜる事が出来る媒介物質を界面活性材と呼びます。(ex.現代社会では洗剤・化粧品などで利用。多くが石油由来の合成界面活性剤)

◆3.細胞膜の役割
上記のようにして生物の生体は、水に溶けてはならないという条件を満たし作られました。
しかし、この細胞膜が、細胞外の世界と絶縁されてしまっては意味がありません。これまた不思議ですが、この細胞膜は「選択透過性」といった生物最初の認識機能を持つなど、優れた機能を有しています。大きくは、以下の3つの役割を担っています。

①細胞内外のしきり(ものを通さない)
・細胞膜は中央部に疎水性の層を持つため、親水性の分子やイオンなど、大部分の細胞成分を通過させない。細胞内外のしきりとしての機能を果たす。

②細胞内外の間での物質・情報の輸送・伝達(ものを通す)
・ブドウ糖やアミノ酸など、細胞にとって栄養源となる水溶性の分子はリン脂質二重層に埋め込まれた様々なタンパク質によって細胞内へ運ばれる。
・一部の物質だけを通過させる。(選択透過性)
・細胞膜の内外に物質を運ぶタンパク質は、その多くはエネルギーを使って仕事をする。(エネルギーを消費して行われる物質の移動を総称して『能動輸送』といい、エネルギーを消費しない、濃度の高い方から低い方へ向かって自由に膜細胞を移動『受動輸送』もある。)

③刺激を受け取る(細胞同士の識別や接着、ホルモン等の受容、電位発生)
・細胞は、様々な外部からの刺激を敏感に受容し、それに対して的確に反応することにより生存している。
・細胞が最初に刺激を受け取るところが細胞膜であり、細胞膜には様々な刺激を受容するシステムが備わっている。
  (一部参考:155092)



佐藤有志

2016年2月 7日 (日)

成長するほど小さくなるカエル

『生物は成長すると大きくなる』という概念を覆す、現代科学では全く解明できない生き物がいる。

成長するにつれ小さくなっていくという適応方法が自然界で実例が存在するということは、きっと厳しい環境においては必然なんだろう。
『成長』『進化』『発展』と言われると人で言えば、経済成長、技術発展を想像する。
しかし、これからの厳しい環境に規模を大きくしすぎず、小さくしながら成長していくことが生き残っていく方法なのかもしれない。

そもそも生物にとって『成長』とはなんなのか『進化』とは何なのか,
『大きくなる』ことか必ずしも正しいのではないと改めて考えるきっかけになりそうだ。

リンク
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アベコベガエルというドラえもんのポケットから出てきそうな名前のカエルがいます。英名はもうちょっと格好良く「パラドクシカル・フロッグ (Paradoxical frog)」といいます。直訳すると「逆説的カエル」とか「矛盾したカエル」といった意味になりますが、アベコベガエルと同じような意味です。

アベコベといっても、生まれたときはカエルで成長するとオタマジャクシになる、というわけではありません。どうアベコベなのかというと、幼体、つまりオタマジャクシ時代の方が成体のカエルよりも大きいのです。

子供時代の方が大きかったり、体重が重かったりする生き物は他にもいます。たとえばキングペンギン (オウサマペンギン) なんかも子供時代は羽毛にくるまれているため、親ペンギンよりもはるかに大きく見えます。昆虫なんかにも幼虫時代の方がまるまると太っていたりするものがいます。

ですがアベコベペンギンとかアベコベチョウとか命名されることはありません。アベコベガエルのオタマジャクシとカエルに成長したときの比率はそんなレベルではないからです。

アベコベガエルのオタマジャクシは最大級のものは、なんと25センチ以上に成長します (通常は20センチ以下のようです)。オタマジャクシというよりナマズといった感じです。成体を知らなければ、かなり大きいカエルが誕生することを期待してしまいます。世界最大の巨大ガエル、ゴライアスガエルをも上回るのではないか、と。

しかし前述したとおり、アベコベガエルのオタマジャクシは、決してゴライアスガエルのような大きなカエルに成長することはありません。後ろ脚が生え、前脚が生え、しっぽが消え、、、膨らむ期待とは裏腹に、当のオタマジャクシは段階を踏むごとにしぼんでいきます。

そして立派に大人になったカエルは、実にオタマジャクシ時代の1/3~1/4の6~7センチほどまで縮小してしまいます。

このアベコベガエルは南米に棲息するカエルで、小さな昆虫や小魚、ミミズといったものを食べます。

アベコベガエルはカエルに成長してしまうと、普段見かけるカエルと代わり映えもなく、面白味に欠けるのですが、実は指に特徴があります。アベコベガエルの前肢の指は普通のカエルよりも一つ関節が多いため長く、また泥をかき分ける力も強いといわれています。

アベコベガエルはその一生をほとんど水中で過ごすカエルですが、この泥に潜る特技を利用して、池や沼の底の泥をかき分け、えさを探したり、また危険が迫ると隠れたりすることができます。

成長するほどにここまで顕著に身体が小さくなる理由については、いまだによくまだ分かっていません。



文太

2016年2月 4日 (木)

「常温核融合」の可能性~核変換で放射物質の安定化を!

>常温核融合が世界を救う→放射能を消す微生物核転換についても知ってほしい(東海アマ管理人リンク

『放射能なんか怖くない! 「核変換」で放射物質の安定化を!』(健康ブログ)リンクより転載します。
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Wikipediaによれば、常温核融合は次のように説明されている。

「常温核融合(Cold Fusion)とは、室温で水素原子の核融合が起こるという現象を言い、その際に発生する熱エネルギーを取り込もうとするもの。

1989年にイギリス・サウサンプトン大学のマーティン・フライシユマン教授とアメリカ・ユタ大学のスタンレー・ポンズ教授がこの現象を発見したと発表した。この発表は、高熱核融合が常識の学会に大きな衝撃を与え、一方簡易なエネルギーへの期待から、世間の大きな注目を集めることとなった。

しかし、結果の再現性がままならなかったことおよび研究の先取権争い・研究資金の獲得競争・化学者と物理学者の対立・マスコミの暴走等により、その熱気は急速に冷え込み、世界のほとんどの科学者の評価は否定的になり、常温核融合を似非科学と結論付けてしまった。」

しかし、今でも世界でわずか300人程度の学者が「固体内核反応」あるいは「凝集系核科学」として地道な基礎研究を続けているとのこと。

その中の一人である「水野忠彦」博士の「常温核融合プロジェクト」なる論文(?)を読んで、これが世界を変える大きな意味のあるプロジェクトあると実感した。その根拠は次のとおり。

①問題にされた「再現性」が認定に足る確率で実現されてきたこと。中には常に100%再現する方式もいくつが実現している。②核融合ではなく、電気分解等化学的手法で生ずる元素の「核変換」の可能性が大きいこと。物理学と化学との合間で元素間の原子・電子・中性子の移動が一定の環境下で行われている可能性。
③日本の学者達が世界をリードしていること。一度引き上げたアメリカが再挑戦し始めたこと。イタリアの学者が頑張っていること。
④今は未だ微々たるエネルギーしか得られていないが、新しい安全なエネルギー源として期待される。
⑤反応系に存在する不安定重元素を核的に分解し、安定元素に変える可能性がある。
→現在その処理に困っている放射性物質を根本的になくすことが出来る可能性がある。

特に、⑤の放射性物質を核的に安定元素に変える可能性は、安定元素の活用面を含めて、新しい人類史の始まりとでも言って過言ではない。

特に、この分野の研究を一旦完全否定したはずのアメリカで、最近は、「核変換」にかかる多くの論文・報告書が出され、従来の科学を変える可能性のある重要な分野と認識されてきている。

日本の現状はどうか。
わずかな研究者達で世界をリードしてきた日本ではあるが、残念ながら日本のマスコミや学会に取り上げられることはない。大学の先生も常温核融合にかかる認識は、1989年当時から全く変わっていない。
常温核融合の研究者のほとんどが大変いやな思いをしているはずである。それも相当しつこく繰り返し行われてきた。こうなると如何に親しい友人であっても、だんだん関係がおかしくなってくる。そうするうちに完全に疎遠になってしまい、研究その他で多くの問題も出てくることになる。
常温核融合研究者に対して学会や大学は似非科学者扱いをしており、マスコミも多くの経済界も政府筋もこれに追随している。まるでコペルニクスへの苛めに似ている。
これが、若い研究者が常温核融合の世界に進展することを阻害している。この世界の日本の研究者の老齢化が心配だ。

日本の常温核融合研究者が寄り合って、「固体内核反応研究会」を設立した。研究者相互の情報を密に交換し、研究を進めている。
しかし、研究費のほとんどは自分のポケットマネーで、基金についても今までに4,000万円使用したが、半分は自分達の自己資金で、残りの2,000万円は企業からの支援と財団からの資金である。
毎年最低500万円が必要だがその半分を自己資金で賄うのが大変厳しいとのこと。

福島原発事故とその放射能で世界の世情が揺れている今、安全で安心、しかも処理に困る放射物質を安定物質に変換できる可能性のある「常温核融合」→「核変換」の研究を、似非扱いし、「村八分」のいじめをしていていいのだろうか?
原発推進で年に1兆円も使い、結果としてチェルノブイリ級の事故を起こし、その反省も無く、「熱核融合」を進める学者達に一歩引き下がる謙虚さを求めてはいけないのだろうか?

1兆円の1/1000でもよいから、彼らの研究を支援できないのだろうか?
政府がやらないなら、ソフトバンクの孫さんでも、楽天の三木谷さんでも、古い「経団連」や権威を振りかざす御用学者などの意向に構わず、支援の手を差し伸べてあげられないのだろうか?

もう一度Wikipediaに戻って、常温核融合についての日本の主な研究事例を載せておきます。

①北海道大学の「水野忠彦」「大森唯義」はね1996年に、常温核融合の正体は原子核が他の原子核に変化する「核変換」現象だったという論文を発表。その再現報告は海外の研究者からも寄せられている。2008年に、「水野忠彦」が水素と炭素を加熱することで、自然界には1%程度しか存在しない炭素13が大量発生し、窒素と過剰熱を検出したと新聞に発表された。再現性も極めて高いとのこと。

②三菱重工の「岩村康弘」は、2001年にパラジウム、参加カルシウムの多層基板上にセシウムを付けて重水素ガスを透過させセシウムからプラセオジムへの「核変換」およびストロンチウムからモリブデンへの「核変換」を報告。この実験系の再現性は100%と言われている。阪大、静大、イタリアの核物理研究所でも再現報告がなされている。

③「荒田吉明」阪大名誉教授は、特殊加工されたパラジウムの格子状超微細金属粒子内に、重水素ガスを取り込ませることで凝集し、これにレーザーを照射することで、通常の空気中の10万倍のヘリウムの発生を観測。ヘリウムの発生は過剰熱の発生をもたらすもので、この荒田方式はフランス・イタリア・ロシアの各大学から過剰熱発生の追試結果報告がなされている。

こうした研究・実験はアメリカを初め多くの国々で行われており、日本の先行性も危うくなりつつあるものと思われる。

原子力発電で痛い損害を被った日本は、真に安全・安心な新エネルギー開発で世界のトップランナーになる使命・宿命を神から託されたと考え、この分野の研究開発にそれ相当の政府の支援を是非とも期待したいものだ。

頭の固い原子力村の学者を整理・選択して、より柔軟にして純粋な科学者に光を当ててゆくべきではなかろうか。

そして、「食べれば、体内で放射物質が安定物質に核変換される」ような触媒的食品が発見・創出されれば、「放射能なんか怖くない!」と心から叫ぶことが出来るだろう。

 ~後略~
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猛獣王S 
 

2016年2月 1日 (月)

どうしたらいいか?追求している人が増えている→「放射能から体を守る食べ物」

ここ最近、マスコミは、放射性物質が入った肉への恐怖を煽っている。この偏った報道に多くの人達が疑問を感じている。
「どうして牛だけ騒ぐ?」「稲わらが原因なら、他の植物は?」etc

一方では、この環境の中でどう生きていくか?を真剣に追求している人も増えている。ブログ『おいしいたのしいくらし』より、「放射能から体を守る食べ物」リンクを紹介します。

この記事は常に更新されていて、更新した部分はブログ下部の「履歴」で記入されていて分かりやすい。
近代科学の限界を感じ、みんなから事実を集めて更新する姿勢に感銘しました。まさに、今ある事実をもとに整合した料理やくらしを提案し、新たな事実が出てくれば更新し追求していく姿があります。

以下「放射能から体を守る食べ物」リンク
より部分転載。

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私が今回「買い物の時気をつけること」リンク、「放射能を減らす食品下処理法」リンク、「放射能から体を守る食べ物」としてまとめた記事は、主にネットや本、時々電話による問い合わせによる情報からまとめられたものです。
ソースが怪しい、科学的根拠が薄い、と感じられる方も多いと思います。私もできるだけ精度の高い情報を集めたいし、これからも情報を集め続けるつもりです。が、それ以前に、じゃあソースや科学的根拠がはっきりするまで何もしないのか?というとそうじゃないですよね。できるだけ危険リスクを減らして暮らしたいというのは、生き物として当然の欲求だし、守るべき家族があれば、できることはなんでもやっておきたいというのが素直で切実な感情だと思います。

科学者というものについて考えてみると、彼らは既知の情報から断言できることをまずは言い、希望や安易な予測は言わないという訓練を受けた人たちです。放射光関連の物理学者の知人たちに時々意見を求めて話をしますが、そのことを強く感じます。物理学者はメディアへの露出が多いですが、物理学者は放射性物質が人体に及ぼす影響の専門家ではないです。さらによく考えてみればこれまでの世の中は幸いにも放射性物質がばらまかれた時の行動として、これは常識、というのは確立されていませんでした。そして、福島の原発事故は、これまでにない規模の事故だということは、多くが認めるところです。

私たちに個の生命体として与えられた時間は短いです。はっきりしたことを科学者たちが断言するのを待っていられないというせっかちな気持ちは、やはり生活の中の工夫にぶつけるのがよさそうです。

最後に紹介している武田先生の動画でも言われているように、民間療法の世界にどんどん近づいていきます。でも、近代医療に比べて民間療法がすべて間違っていたということって、思い返してみるとあまりないです。「民間療法は科学的にも正しかった」型の話はよく聴きます。近代医療が発展をはじめたのはつい最近のこと。伝統医療は人間の体について長い間注意深く観察し、身近なもので何とかするための知恵を蓄積してきたもの。そして、放射性物質被害はここ数十年の間に始まったこと。どっちが正しいなんてことは、今の時点ではわからないです。そもそも対立させて考えることでもないです。双方の知恵を寄せ集めて、自分がどうしたら満足か、安心するか、それに尽きるのではないでしょうか。

近いうちに実際の献立やレシピ、あと掃除や洗濯のこともまとめる予定です。(まとめました→放射能を身の回りから減らす掃除についてリンク、放射能と衣類、洗濯、お風呂リンクなど)

特に参考にしているサイトを最後に載せています。併せてご覧ください。

※この記事は今後も加筆修正していきます。間違いや他に参照するべきというものがあれば@metok(twitter)までお知らせください。また、下処理リンクや買い物の際の注意リンクもまとめていますので、あわせてご覧ください。

(以上、転載)

yooten

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