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2016年3月20日 (日)

細菌を殺せば健康でいられると思う“大きな錯覚”

現代の巷に出回る抗菌商品群、細菌を殺せば健康でいられると思うのは“大きな錯覚”だと気づかなければなりません。かえって逆効果になるようです。

以下、(リンク)より転載。
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■アレルギーの人は抗菌マスクの使用は厳禁

今年もまた嫌な花粉症の季節がやって来ました。マスクは花粉の90~95%が取れるだけあって、花粉症の人には必需品です。中でも「抗菌マスク」は、最近爆発的に売れていますが、思わぬ“落し穴”があります。それは普段より過敏なアレルギー体質の人の症状を、さらに悪化させてしまいます。

抗菌マスクには、酸化亜鉛の抗菌剤が用いられているものがあります。皮膚に金属イオンが接して、人によっては数時間で“マスクの形”通りに顔が赤く腫れ上げることがあるのです。こうした抗菌剤が練り込まれたマスクは、アレルギーの人は絶対使ってはいけません。逆に、この事実を知らないアレルギーの人ほど、藁をもつかむ思いで使ってしまう傾向にあります。

抗菌マスクのひどい被害例は、アレルギーを引き起こして、ぜんそくや呼吸困難に陥ります。医療メーカーは、当然、このことを知っているはずです。しかし売上を考え、黙っているのでしょう。医療メーカーとは、大なり小なりそういうものなのです。

■人間本来の常在菌を殺し、却って抵抗力が弱まる

アレルギー体質でない人が抗菌マスクを付けると、皮膚に生息している常在菌(じょうざいきん)が死んで少なくなり、結果的に「かぶれ」を起こしてしまいます。常在菌は、元々、人間に住み着いている菌で、外部からの病原菌の侵入を防ぐ役割をしています。

抗菌マスクに限らず、最近は「抗菌」「殺菌」ブームで、何でも細菌を殺せば健康でいられると思う“大きな錯覚”があります。しかしこうしたものに頼ると、人間本来の抵抗力が弱まって、余計、菌に弱くなり病気を起こす確率が高まることになるでしょう。抗菌の美名の下に何でも受け入れるのでなく、花粉症に抗菌は必要かを考えればいいのです。

花粉症の本人は、花粉症が悪化したのか、マスクの抗菌剤でアレルギーがさらに悪化したのか分からないことが大きな問題なのです。残念ながら抗菌の名さえ付ければ、何の製品でも高い価格、かつ多く売れる現状を改めなければなりません。大抵は、アレルギーの人ほど辛くて追い込まれた心境から、アレルギー製品を使用して却って悪化させてしまう傾向にあります。

若林勇夫

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