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2016年4月13日 (水)

科学技術をを超えるハイスペック仕様のスペシャルなカエル

地震予知、シックスセンス、モルヒネ効果、メガ粘着力... 人が科学技術をどんなに発達させても到底実現できていないことをいとも簡単にやってのける生物がいます。 リンク -------------------------------------- ■モルヒネの40倍の鎮痛効果を持つ液体を分泌する「ソバージュネコメガエル」(ペルー) モルヒネと言えば強力な鎮痛・鎮静薬のスタンダードとしても有名な麻薬の一つだが、依存性があり、呼吸抑制という重要な副作用が存在する。そこで学者らはペルーに生息する「ソバージュネコメガエル」というアマガエルの能力を応用しようという動きが最近見られている。  ソバージュネコメガエルはペルーの部族「Matses Indians」が狩りの前に使う事でも知られており、このカエルが分泌する液体はモルヒネの40倍の効果があり、副作用も存在しないのだ。この絶大なる鎮痛作用に加え、このカエルの皮膚には新しい血管が作られるのを抑制する物質も存在しているそうで、これはがん治療に使用できるのではないかという動きも存在する。   ■膀胱に魔法の保存袋を持つ「イエアメガエル」(オーストラリア) 2010年、オーストラリアの研究チームは「イエアメガエル」の膀胱に無線機を仕込む際にある事に気付いた。何度押し込んでも、無線機が押し出されてしまったのだ。度重なる実験の後、これはイエアメガエルが持つ特殊な能力の一つである事が判明した。その能力とは、自身の膀胱に侵入した物質を安全に包み込み、数十日後に排出する事が出来るというものだった  実験で使用された無線機は長さ2センチ程で、カエルのサイズはたったの8センチしかなかった。というわけで、カエルの方からして見れば身体の25%の長さもある物体を体外へ排出したことになる。学者らはカエルの生態を考えると「納得できる進化だ」と語っている。イエアメガエルはぶにょぶにょとした柔らかいカエルで、地面を飛び回る際にいろんな物体が体内に突き刺さる事があるようだ。そういった場合の防衛能力として、このすさまじい膀胱を作り上げたのだと考えられている。 ■強靭な舌を持つ「ツノガエル属」(南アメリカ)  南彼らの特筆すべき点はその舌にある。彼らの舌はとても力強いため昆虫は勿論の事、ネズミ、蛇、他のカエル、トカゲ、時には小さめの小鳥さえも丸のみしてしまう事がある。  ツノガエル属の舌の強さに目をつけた研究チームが実験を行ったところ、ツノガエル属は自身の体重の1.4倍の重さの物体をも巻き上げて引き寄せてしまえるそうで、このカエルを体重60キロの人間に置き換えてみると84キロの物を一発で巻き上げて引き寄せてしまえる事になる。動物界の中でも特に恐ろしい舌なのは間違いないだろう。 ■アース・センス(第六感)を持つカエル 我々は技術の開発の面や知能では群を抜いて素晴らしいものを持っている。しかし、自然災害を予期する力はなく、災害の時には自らの弱さを痛感してしまう事もある。過去の事例から、動物たちは第六感といえるような予知能力がある事で知られているが、カエルが持つそれは他の動物と比べ半端なく高いという。  他の動物は災害前の数時間ごろにソワソワし始めるのだが、カエルはなんと「5日前」から既に災害が迫ってきている事を察知できるのだという。これはイタリアの研究チームが発見したことだ。当初彼らは、カエルの繁殖についての研究を行っていたところ、ある晴れた日に大量に居たカエルが忽然と姿を消してしまった。この時研究者らは怪訝に感じていたが、その理由が判明したのは数日後だった。なんとイタリアで大地震が起きたのである。  カエルがどうやって災害を予知しているかは分からないままだが、NASAは以下のように推測している。極めて大きな地震の前には地中深い場所で陽イオンの放出があるそうで、この放出で人によっては吐き気や頭痛が引き起こされる事がある。カエル達はこれを感知する事で逃げているのではないか?とのことだ。 ■メガ・粘着力を持つ「十字架カエル」(オーストラリア)  靭帯損傷は整形外科で最もよく運び込まれる病気の一つであるにも関わらず、全患者の内たった10%しか完治が見込めないという。しかし、オーストラリアに棲息する「Holy Cross Frog(十字架カエル)」を使った治療法がこの疾患に有効であるとして研究が進められている。  このあるカエルは、世界で最も強く・安全な粘着性物質を出す事で知られている。爆発的に繁殖する虫をエサとしている十字架カエルは、身体を昆虫に差し出し、昆虫が自分の皮膚に触れてくれるまでじっとしているそうだ。まんまと昆虫が止まったら最後、昆虫は二度と離れる事が出来なくなり、身体に付着した虫をゆっくりと召し上がるそうだ。  現在われわれが手術で使用している粘着剤は、強力なものであれば毒性があるために体内では使用できず、逆に毒性の無い物は粘着力が落ちてしまう。その点このカエルが生み出す粘着液は毒性が無い為、体内でも安全に使用でき、30秒以内に乾くという即効性を持っているそうだ。これを医療に応用しない手はないだろう。 ■恐るべき抗菌力を持つカエル 冷蔵庫が無い時代、ロシアはある方法で牛乳が腐るのを防いでいたという話がある。それはカエルを牛乳の中に入れる、というものだ。カエルの皮膚には膨大な量の抗菌物質が存在しており、この成分が牛乳の中に浸透する事で腐食を防いだのだという。その中でもオーストラリアに棲息する「アカメアメガエル」の皮膚に存在する抗菌物質は素晴らしく、我々が恐れるHIVでさえも破壊してしまうそうだ。  他にもカリフォルニア大学に生息する「Foothill yellow-legged frog(フットヒル黄色脚カエル)」は研究の結果、メチシリン抗生黄色ブドウ球菌に対しての防衛手段として抗菌物質を使用している事が判明した。彼らが耐性力を強める菌が増え続ける現代に希望を与えてくれているのは間違いないだろう。 ■ ハイパー聴覚を持つ「カクレミミハヤセガエル」 彼らは耳から入る音の波長を選択して聞き取ることが出来る動物で、ラジオのチューニングのように自身が聴きたい音のみを聞き取ることができ、余分な音を遮断する事が出来る。そして彼らは世界で唯一、超音波を使用したコミュニケーションが出来る生物だと言われている。オスがメスの鳴き声を頼りに居場所を聞きあてる時の性能は99%以上だと言われている。 ■防虫能力を持つカエル 蚊は毎年世界で72万5000人もの死者を出す嫌な虫だ。人。世界中の動物は蚊のもたらす災害から逃れられないだろうと考えてしまいそうだが、唯一カエルだけは蚊によってもたらされる被害を逃れる事が出来ると言われている。  それは、カエルの皮膚に生まれつき防虫効果があるからだ。この防虫効果は恐らく進化の過程で獲得されたもので、彼らが元々沼地に生息していたからだろう。現代の科学技術を持ってしても完璧な防虫薬は作られていないということから、将来カエルの恩恵にあずかる日が来ることも考えられるが、カエルの防虫作用を持つ物質は凄まじい異臭を放つので、実用されるのは当分先になるだろう。

文太 

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