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2016年11月 9日 (水)

無酸素環境で生きられる多細胞の動物

少し前になりますが、酸素のない環境で生きられる多細胞の動物が発見されていました。

この多細胞生物は、酸素適応によって単細胞生物から多細胞生物に進化した後、酸素が希薄な環境におかれ、多細胞生物の構造を維持しながら細胞内のエネルギー代謝システムを大変化させたか、嫌気性の単細胞生物がそのまま多細胞生物に進化したかのいずれかと考えられます。

しかし、多細胞生物として多数の細胞を統合・維持して存続できるようになったのは、酸素を利用して、効率的に大量のエネルギーが可能になったからと言われています。

これまで考えられてきた生物進化とは、全く異なる適応戦略をとった生物ではないでしょうか。

○世紀の新発見か…ついに酸素の無い環境で生存できる多細胞生物が見つかるリンク
<livedoor NEWS 2010年4月12日 22時46分>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
地中海にある高濃度の塩湖から、初めて無酸素状態でも生存・繁殖できる多細胞生物が見つかったそうです。

これまで無酸素状態では、バクテリアなどの単細胞生物しか生きられないと考えられており、地球外生命の存在にも繋がる発見ではないかと期待されています。

場所はギリシャの南側にあるクレタ島沖から200km離れた、水深3千5百メートルにある塩湖"L'Atalante basin"で、イタリアMarche Polytechnic大学のRoberto Danovaro教授が率いる研究チームによって調査されました。

"L'Atalante basin"は、地中海の海底にある細長い溝に通常の10倍という高濃度の塩水がたまった塩湖で、酸素を含んだ海水と混ざることが無いそうです。

発見されたのは3種類。それぞれ1ミリ以下と小さく、殻に守られたクラゲのような形をしています。2種類は卵を持ち、研究チームは無酸素の環境で孵化させることに成功したそうです。

今のところ唯一正式名の付いた「Spinoloricus cinzia」

これらの生物には酸素を利用してエネルギー代謝を行うミトコンドリアが存在せず、その代わりにハイドロジェノソームと呼ばれる細胞器官が備わっていることが分かっています。

しかしながら、どうやって酸素の無い環境で生きていられるかは、今のところ良く分かっていないとのことです。

Danovaro教授はこれらの新種に対し、「酸素のある環境における生物の進化の無限の適応能力を示している」と述べています。

別の研究者は「地球外の環境に生命体が存在するかという問いへの答えに繋がるかもしれない」と期待を寄せおり、今後の研究が待たれるところです。

////////↑↑転載終了↑↑////////

稲依小石丸  

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