« 巨大結晶の中に5万年、未知の休眠微生物を発見 | トップページ | 極限的な環境下、低カロリーの場合にのみ、よく育ち繁殖する微生物の発見 »

2017年10月22日 (日)

地底にはマグマ由来のメタンをエネルギー源とする微生物生態系が存在した

地底にはマグマ由来のメタンをエネルギー源とし、メタンを酸化するために硫酸で呼吸して、硫化水素を生成する微生物群が存在することがわかった。
海底の熱水噴出口では、硫化水素と有機酸を用いた(非酸素発生型)光合成を行う微生物が確認されたが、それともまた異なるエネルギー生成機構となっており、光合成を獲得する前段階の原初生命体である可能性も考えられる。
◇光合成由来のエネルギー源に依存しない地底生態系を解明リンク
<マイナビニュース>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
北九州市立大学は、花崗岩深部でマグマ由来のメタンに依存した微生物生態系が存在することを明らかにしたと発表した。
同研究は、東京大学大学院理学系研究科の鈴木庸平准教授らの研究グループと、日本原子力研究開発機構、産業技術総合研究所、名古屋大学、北九州市立大学、茨城高専、海洋研究開発機構、カリフォルニア大学バークレー校との共同研究によるもので、同研究成果は、9月8日付で「ISME Journal」に掲載された。
光合成により生産された有機物と酸素に満ちた地上とは異なり、地底は生物に必要な栄養素が欠乏しているため生命の存在しない「死の世界」と考えられてきた。一方、岩石中には鉄分が多く含まれる場合、鉄分と水が反応して水素が発生し、水素をエネルギー源とした化学合成に基づく地底生態系が存在する説も提唱されている。しかし、その実態については不明な点が多く、地底深部の大部分を占める鉄分に乏しい花崗岩に、光合成由来のエネルギーが表層から届かない場合は、微生物生態系は存在しないと考えられてきた。
同研究グループは、瑞浪超深地層研究所の地下深部の花崗岩から、深度300メートルの地下水を採取し、地下微生物の生態系を調査した。その結果、光合成由来の有機物がほとんど含まれないにも関わらず、硫酸呼吸や放射性元素のウランで呼吸する微生物が生息していることを明らかにした。さらに、地下水中に生息する微生物の種類と硫酸で呼吸するためのエネルギー源を特定するために、微生物の全ゲノム解析を実施したところ、メタンをエネルギー源とする微生物が主要な生態系の構成種であり、メタンを酸化するために硫酸で呼吸し、硫化水素を生成していることも明らかとなった。メタンは花崗岩を形成したマグマに含まれていたもので、生態系は光合成由来のエネルギー源に依存していないと判断されるという。
~後略~
////////↑↑転載終了↑↑////////




稲依小石丸

« 巨大結晶の中に5万年、未知の休眠微生物を発見 | トップページ | 極限的な環境下、低カロリーの場合にのみ、よく育ち繁殖する微生物の発見 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 巨大結晶の中に5万年、未知の休眠微生物を発見 | トップページ | 極限的な環境下、低カロリーの場合にのみ、よく育ち繁殖する微生物の発見 »

Ranking

  • にほんブログ村 科学ブログ 生物学・生物科学へ お勧めサイトランキングへ
2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カウンター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ