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2019年4月26日 (金)

植物も動物同様、麻酔にかかることが判明

痛みを感じなくさせてくれる麻酔薬は、今や痛みを伴う手術には欠かせないものだ。一般的に動物に使われる麻酔薬だが、植物にも有効であることがわかった。

 これは日本とドイツ、チェコ、イタリアの共同研究により明らかになったもので、この発見によって、将来、動物に代わり植物を麻酔薬開発実験に使用できる可能性が示唆されたことになる。

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■動く植物を使って麻酔効果実験
この研究は宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの陽川憲特任助教と蔭西知子研究員がヨーロッパの研究チームと共に行ったもので、実験にはハエトリグサやオジギソウなどの動く植物が使用された。

 これらの植物に麻酔薬として使用されている、ジエチルエーテルやキセノン、リドカインなどを塗布したところ、麻酔の効果が表れたことが確認できた

また、麻酔にかかっている植物の細胞では、細胞膜と活動電位の状態が変化していることを突き止め、麻酔薬の効果は細胞レベルにおいて動物と植物は共通した機構がある可能性を示した。

■麻酔効果のメカニズムは依然不明のまま
麻酔薬の使用は、19世紀にエーテル吸入によって手術中の患者から痛みを除いたものが初の事例とされている。

 以来、エーテルをはじめ様々な化学物質が麻酔作用を有することが発見され、現在に至るまで、世界中の多くの手術現場で大量の麻酔薬が使用されています。

 にも関わらず、麻酔がどのようなメカニズムで神経細胞に作用し、意識を失わせるかについては多くの議論が存在するものの、麻酔の発見以来150年間ほとんどが不明のままだ。

■植物が麻酔効果の解明と動物実験の代替えになる可能性
今回の研究結果は、将来的に、植物が麻酔薬の作用機序の解明にとって有用なモデルになりうることを示唆している。

 さらにヒトへの麻酔の作用を研究するために、植物実験がこれまでの動物実験の代替になりうる可能性を見出した。

 この研究結果は2017年12月11日付の英科学誌「Annals
of
Botany」に掲載された。

植物自体に麻酔効果があるものもあるわけで、モルヒネもケシを原料としたものだ。漢方薬も植物だし、暗殺に使われるのも植物。最近では植物に知性や感情があると主張する研究者も増え始めたというし、奥深い植物の世界。まだまだいろんな発見がありそうだ

 

 

 

文太

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