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2019年9月 1日 (日)

目覚めさせてしまったようだ。永久凍土がとけて長い眠りから覚醒した生物~その②~

引用元:引用元:BIGLOBEニュース(リンク
→その①より

・約4万年の眠りから覚めた多細胞生物(線虫)

 そうした氷河期の生き残りはほんの一握りのグループだけではない。

 アメリカ・テネシー大学の微生物学者タチアナ・ヴィシネフスカヤ氏は、シベリアの永久凍土の地下からサンプルを集めて、数世紀前に生きていた単細胞生物の研究を進めていた。

 それらの細菌をペトリ皿で蘇生させると、今日の低温環境で見られるものと非常によく似ていたという。

 だが、彼女は昨年、さらに驚くべき研究結果を発表した。永久凍土の下から脳と神経系を持つ生物が見つかったというのだ。そんな過酷な状態で生存しているなど、これまでの常識に反する発見だ。

 当時、研究チームが探していたのは単細胞生物だった。永久凍土で数千年を生きられる生物など単細胞生物しかいないと考えられていたのだから当然のことだ。

 ところが採取した凍ったサンプルをペトリ皿に入れると、妙なことが起きた。細菌やアメーバの中から、長く、体節のあるワームがぬっと現れのだ。その一端には頭部があり、もう片方には肛門もあった——線虫だったのだ。

 その体長は0.5ミリほどだが、長期的な冷凍状態から復活したものとしては、これまでで一番複雑な生物だ。
 ヴィシネフスカヤ氏の推定によれば、線虫の年齢は4万1000〜4万2000歳。これまで発見された中で圧倒的に最高齢の動物だ。ネアンデルタール人の足元で蠢き、そして今、最新設備の研究所で現生人類に巡り合ったのである。

・休眠して、過酷な環境を生き抜く線虫

 線虫は地球のいたるところで生存できる柔軟な生き物だ。

 南アフリカの炭鉱からは地下3.2メートルという酸素に乏しく、それでいて高温な環境から線虫の群れが発見されたこともあるくらいだ。

 線虫の中には環境が悪化すると、「ダウアー」という状態になる種がいる。この状態では極端な環境から身を守るべく、保護シールドの形成が優先される。

 ヴィシネフスカヤ氏が発見した永久凍土の中で眠っていた線虫が、ダウアーだったのかははっきりしない。しかし彼女は、その線虫は理論的には永遠に凍った状態でも生きられるのではないかと推測している。


・時間を超えて生きる生物たち

 こうした事実は、地球の生命の一員として喜ぶべきことだろう。

 人類が引き起こした温暖化によって、多くの生物が絶滅の危機に直面している昨今だが、極地には解けつつある氷の中でとんでもない持久力を披露しているものがいる。

 彼らなら、仮に我々には耐えられない環境が訪れたとしても、何食わぬ顔で命を繋いでくれるのではないだろうか。

 渡り鳥から蝶やヌーまで、心身を削るような長い距離を移動し、新しい住処を見つる動物たちがいることはよく知られている。

 だが最近の発見はまた別の距離、つまり時間を超える生物がいることを明らかにしつつあるようだ。

以上

 

 

 

 

土偶

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