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2019年10月19日 (土)

同一世代の雄が全滅するほどの性闘争本能を持つ哺乳類

オーストラリア大陸には、1回の繁殖期で同一世代の雄が全滅するほどの激しい交尾を行っている小型哺乳類が存在する。激しすぎる交尾によってホルモンバランスが乱れ、免疫系が崩壊して死に至る。
注目すべきは、同一世代が全滅することよりも、弱者であるが故に成体後の淘汰適応に可能性収束し、次世代が着実に継続して存続していることにある。

◇「極端な繁殖行動」で同一世代の雄が全滅か、小型有袋類カルタリンク
<AFP BB
News>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
【9月6日
AFP】オーストラリア北西部の固有種の小型有袋類カルタは、1回の繁殖期に激しすぎる交尾を行い、同一世代の雄が全滅している可能性があることが分かった。研究チームが6日、報告した。

 カルタは乾燥したピルバラ(Pilbara)地域に生息し、大きさはネズミほど。研究者らは、交尾が原因で雄の免疫システムが破壊され、集団死が起きるとみている。

 カルタの雌は、繁殖期になるとさまざまな雄と頻繁に交尾する。「つまり、雄はたくさん交尾し、しかも良質な精子を(大量に)有していなければ、ライバルに勝てない」と、研究を率いた西オーストラリア大学(University
of Western Australia)のジュネビエーブ・ヘイズ(Genevieve
Hayes)氏は指摘する。「繁殖への非常に強い傾注は、雄の精巣が大きなことからも分かるが、これは雄にとって致命的とみられる」

 研究者らによると、カルタは雄の「一回繁殖型」の希少例と考えられる。一回繁殖型の生物では、しばしば子孫の誕生前に親世代が一斉死する。

 ヘイズ氏は、研究を通じて一定数の雄を定期的に捕獲できたものの「繁殖期直後は例外で、一匹も捕獲できなかった」と説明。「現地調査やラボでの研究結果と合わせて考えると、繁殖期が終わると雄が死ぬことを強く示唆している」と述べた。

 ただ、研究チームによればカルタは「極端な繁殖行動」のわりに種としては成功しているようだという。(c)AFP
////////↑↑転載終了↑↑////////

 

 

 

 

稲依小石丸

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