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2019年11月23日 (土)

サメの知られざる「8つの潜在能力」~川にいたり、400年も生きたり~②

①の続き
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【沼口】実はもっと長生きする種類もいるんですよ。最新の研究によると、北極の氷の下の冷たい場所を好むニシオンデンザメは、400年も生きる種類だと言われています。

【はな】400年も生きているサメがいるんですね。なんだか、木の樹齢みたいです。やっぱり寒い所にいると、冷凍されちゃう(笑)ってことなんでしょうか?

【沼口】代謝がすごく低くなるので、おそらくはゆっくりと時間が流れているんではないかと思っています。

【はな】400歳のサメだったら、あんまり襲ってくる感じはしないですね

【沼口】そうですね。深海系のサメに機敏な動きをするものはあまりいなくて、オンデンザメも平均時速1kmで泳ぐ「世界一のろい魚」として、先日取り上げられていました。

【はな】えっー!1kmですか! 逆に一番早いサメだと、どれくらいのスピードで泳ぐんでしょうか?

【沼口】水中で早く泳げる生き物は魚類だとホホジロサメや、マグロなどで、ふだん彼らは平均して約8kmで泳ぐと言われています。鳥類ではペンギンがやはり同じくらいの速度で泳いでいるようです。でもそれはあくまで「平均遊泳速度」で、たとえば哺乳類のチーターは、獲物を捕らえるときに瞬間的にものすごいスピードで走りますよね。サメも同じで瞬間的に約30~40kmくらいまでのスピードが出ると言われています。

【はな】陸で30~40kmだと、車でゆっくり走るくらいのスピードですね

【沼口】そうですね。ただ海の中は水の抵抗があるので、そのくらいのスピードでもかなり早く泳げると思っていただいたほうがよいですね。

【はな】そのほかに、サメはなにか特殊な能力はあるんですか?

【沼口】サメには「第六感」があると言われています。「第六感」って、なんのことかと言うと、サメの顔には、ニキビ跡のようなプチプチした小さな孔がたくさん開いているんです。
サメはこの「プチプチした孔」で生物が発する微弱な電流を感じ取り、獲物を捕らえているんです。これが発見されたのは18世紀。ステファノ・ロレンチーニさんというイタリアの医師であり生物学者の方が見つけ、その名を取って「ロレンチーニ瓶」と言われています。
たとえば砂の中にカニがいたとします。彼らは砂に潜っているから私たちは目視はできず、カニがどこにいるかわかりません。でもサメはそのカニが発する僅かな生物電流を感じて、「あっ、エサがある」とわかるんです。それで砂の中にいるカニをパクッと食べることができちゃうんですよ。

【はな】サメはどんな小さな生き物の電流でも感じ取ってしまうんですか?

【沼口】どんな生き物も生きていると、筋肉から微弱な電流が流れているので、サメには感じ取れるみたいですよ。

【はな】ほんとに、センシティブな生き物なんですね。

【沼口】解剖すると脳味噌の真ん中が小さくて、目や鼻に通じる神経が太いです。

 

 

 

匿名希望

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