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2019年12月30日 (月)

クジラやトドらの大型化、理由を解明、定説覆す

哺乳類の中で最も大きいのはクジラだが、何故大きくなった?

引用元:リンク
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クジラは大きい。相当でかい。圧倒的に大きい。

 シロナガスクジラはあらゆる既知の動物の中で最大の種であり、記録では体長34メートルのものまで確認されている。その体重は190トンにもおよび、ホッキョククジラなら100トンだ。

 驚嘆すべき大きさであるが、彼らは一体なぜそれほどまでに大きくなったのであろうか?

クジラが巨大化したのは450万年以内
 ヒゲクジラ亜目(上記のクジラが属するろ過食動物)の巨大化について調べた研究によれば、彼らがここまで大きくなったのは450万年以内と比較的最近のことらしい。

 その原因は、気候変動によって食料が豊富になったことによる。

 クジラには面白い進化の歴史がある。5,000万年前は地上で暮らす有蹄哺乳類だったのだ。2,000~3,000万年前にろ過食の能力を発達させたクジラの祖先がおり、一飲みで小さな餌を大量に飲み込めるようになった。それでもしばらくは常識的な範囲の大型動物だった。

しかし突然ミニバンサイズのクジラからスクールバス2台分よりも大きな体へと変わった。米国立自然史博物館のニック・パイエンソン博士らは140体のクジラの化石を調べ、それを統計モデルに当てはめた。

 するとヒゲクジラ亜目の特に大きないくつかの種はほぼ同時期に巨大化していることが判明した。それはおよそ450万年前のことである。


環境の変化により、クジラにとって食べ放題のレストランが
 これはおそらく当時の環境的な変化が原因であると推測されている。調査からは、この時期は北半球で氷床が増えていた時期と重なることが分かった。

 氷河から流出した水は鉄などの栄養分を沿岸に流した。また激しい季節的な噴出サイクルによって冷たい水が深いところから湧き上がり、有機物を海面に押し上げた。

 この生態系的効果が大量の栄養を海に与え、海洋の食物系に連鎖反応を引き起こしたのである。

 動物プランクトンとオキアミは栄養素をむさぼった。すると長さ数キロ、厚さ20メートルに及ぶ局地的に密集した帯を作り上げた。クジラにとって食べ放題のレストランが登場したわけだ。

 ヒゲクジラの仲間たちは大量の餌を好きなだけ食べられるようになり、体はどんどんと大きくなった。しかしこれは部分的な答えでしかない。

餌を求めて長距離を移動する為の進化
 豊富な食料だけで巨大になったわけではない、と説明するのは同じく研究に参加したシカゴ大学のグラハム・スレーター博士だ。

 オキアミや動物プランクトンの大発生は季節的なものであったため、クジラは餌を求めて何千キロも旅しなければならなかった。

 このとき体が大きいクジラほど燃料タンクが大きく、長旅における生存に有利だったのである。長距離の移動は大きな体のほうが得するのだ。

 したがって餌の帯が遠く離れていなければ、クジラの巨大化はその環境に相応しいサイズで止まっていたはずなのだ。

 その場合、今日見られるような圧倒的な大きさを誇るクジラは出現しなかったであろうと推測される。

とは言えそこまで大きくなくても!っていうくらいクジラは大きい。クジラの大きさにはまだまだワケがありそうだ。

 そしてそこに壮大なるロマンを感じさせてくれるわけだ。

アメリカ・カリフォルニア州ニューポートビーチ沖で撮影された映像には、ザトウクジラが潮を吹いたところ、そこに美しい虹がかかっていた。これは相当なロマンである。

 

 

 

土偶

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