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2020年1月11日 (土)

200万年続いた「雨の時代」が恐竜の進化の引き金になったかもしれない

恐竜の大型化はどうして起こったのか。その疑問を解明する鍵は200万年の雨の時代にあるのかもしれません。

引用元:Gigazine リンク
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現代の約2億5000万年前から約5000万年続いた三畳紀の時代には、「200万年に渡る雨の時代」が存在したと考えられています。そんな雨の時代に「多数の恐竜が登場した」という説が存在します。

Natureによると、近年発掘された化石から、三畳紀の後期の2億3700万年から2億2700万年前を指す時代区分「カーニアン階」には、「恐竜の進化」が生じたとのこと。当時、地球の陸地は「パンゲア」と呼ばれるひと繋ぎの大陸で、哺乳類はもちろん鳥類なども生まれておらず、地上に生息していた動物は主に爬虫類。恐竜は、小型かつ二足歩行の種がごく少数しかいませんでした。

しかし、カーニアン階の間にステゴザウルスとトリケラトプスなどが属する鳥盤類や、ブラキオサウルスが属する竜盤類、そしてティラノサウルスが属する獣脚類の生物が登場。さらに、ウミユリ綱の生物や両生類、爬虫類の一部の種でも大量絶滅が生じたことがわかっており、カーニアン階には「何か」が起こった可能性が指摘されています。

加えて、2000年代にはインド地質調査所が「カーニアン階の地質から哺乳類の歯を発見した」と主張。ドイツで発見された歯も「哺乳類に属している可能性がある」と発表され、カーニアン階は「哺乳類が生まれた時期」という可能性も生まれています。

カーニアン階にさまざまな生物の発生・絶滅が生じた理由について、近年有力だと考えられているのが、「雨の時代」です。この時代には、2億3200万年前に起こったとされる「数十万年ないしは数百万年続いた火山噴火」によって、川や海が蒸発したことで雨が降り続いたと考えられています。

雨の時代にはさまざまな出来事が生じたと考えられています。2013年に論文が発表された石灰質の骨格を有する「石灰質ナンノプランクトン」という植物プランクトンやイシサンゴ目の大量発生もその1つ。石灰質ナンノプランクトンは「海の牧草」とも呼ばれ、大気と海洋の間で大気を循環させる役割に貢献しています。Natureは「カーニアン階に造礁サンゴと海洋プランクトンは『現代』に近いものになった」と記しています。これらの出来事の結果、海棲爬虫類が陸上に適応できるように進化し、いわゆる「恐竜」が誕生したと考えられているわけです。

上記の学説以外にも、カーニアン階に生命が進化を果たしたという説が複数存在しています。しかし、Natureは現代の年代測定技術では「誤差が生じる」として、「実際にカーニアン階に何が起きたのかについては断定的なことはわかっていない」と述べ、カーニアン階の実態について「さまざまな議論がある」と記しています。しかし、「過去10年間で多くの研究者がカーニアン階の岩盤の研究を集中的に行っている」と述べて、カーニアン階の研究が注目を集めていると報じています。

 

 

 

 

土偶

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