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2020年1月23日 (木)

地球に衝突した隕石の中から糖が発見され、生命誕生の素材は宇宙からもたらされた

地球に衝突した数十億年前の隕石の中から糖が発見された。発見したのは、NASAや東北大学をはじめとする研究グループだ。

この発見は、地球に生命が誕生するための素材は隕石がもたらしたという説を裏付ける証拠になるという。

生命の起源は常に謎だらけであり、未知課題。

隕石の衝突と生物の誕生全く矛盾していそうだが、そこには関係があった!?

以下リンク

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■地球の生命の起源は宇宙にあった!?
 ときおり地球に落ちてくる隕石の多くは、地球近傍天体という太陽を公転している小惑星に由来している。じつは生命に不可欠な元素は、そのような小惑星の中で生じた化学反応によって作られたという仮説がある。

 隕石の中からその仮説を裏付ける糖を発見したのは、NASAや東北大学をはじめとする研究グループだ。

 『PNAS』(11月18日付)に掲載された研究では、1969年にオーストラリアに落下した数十億年前の隕石をはじめとする3つの隕石から、塩酸と水を使った糖の抽出が試みられている。

 その結果、「アラビノース」や「キシロース」といった生命の誕生には不可欠である糖が発見されたという。

■”リボ”核酸はDNAが登場する前にすでに存在していた可能性
中でも重要なのは「リボース」だ。リボースは人体の中でとてつもなく重要な働きを担っている。RNA(”リボ”核酸)を構成する糖であって、DNAに書き込まれたメッセージを伝えることで、人体が必要とするタンパク質を作る手助けをしているのだ。

 またリボースの発見は、RNAがDNAが登場する以前に進化していたことをも示唆しており、生命が形作られるメカニズムに関する青写真をいっそう明確になものにしてくれている。

 DNAはかねてより「生命の鋳型」とみなされてきたが、意外なことにRNAはそれ以上に有能で、他の分子の助けがなくても自己を複製することができる。

 こうしたRNAの機能や、これまでDNAに含まれる糖が隕石から見つかっていないという事実は、RNAはDNAが登場する前にすでに存在しており、生命の働きを制御していたという仮説を裏付けている。

■ますます高まる私たちの故郷が宇宙であるという可能性
 東北大学の古川善博氏によると、隕石が糖を地球にもたらしたという仮説を裏付ける初めての直接的な証拠であるという。

 地球の外にあった糖が隕石に乗って地上に落下し、それがRNAの形成を助け、やがては生命の誕生につながったのかもしれない。

 もちろん、問題の隕石が地球の生物によって汚染されていたという可能性も考えられる。しかし、検査の結果は、その可能性がかなり低く、糖はおそらく宇宙に由来するものであろうことを示しているそうだ。

 なお、今年の1月には、ふたつの隕石からアミノ酸、炭化水素、微量の水といったやはり生命に不可欠な素材が発見されている。私たち生命の故郷は地上ではなく、宇宙であるという可能性がますます高まっているのだ。

 

 

直永亮明 

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