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2020年1月19日 (日)

トカゲはヒトより進化している

実は、陸上で生活するという点でいえば、トカゲはヒトよりも進化しているのです。(リンク

・・・・・以下引用・・・・・
私たちの祖先は海にすんでいた。何億年も前の私たちの祖先は、魚だったのだ。その魚の一部が陸上に進出して、私たちに進化した。
もちろん陸上に進出するためには、体のいろいろな部分を変化させなくてはならなかった。系統樹Aは、脊椎動物から6種(魚類のコイ、両生類のカエル、爬虫類のトカゲ、鳥類のニワトリ、哺乳類のイヌとヒト)を選んで、それらの進化の道筋を示した系統樹である。

【系統樹A】                
コイ カエル トカゲ ニワトリ イヌ ヒト 
 ↑  ↑   ↑__↑     ↑__↑   
 ↑  ↑ 尿酸 ■________↑    
 ↑  ↑_______■ 羊卵膜   
 ↑______■ 尿素         
 ↑                  

【系統樹B】
コイ カエル イヌ ヒト トカゲ ニワトリ
 ↑  ↑   ↑__↑  ↑__↑
 ↑  ↑    ↑_____■尿酸
 ↑  ↑_______■ 羊卵膜
 ↑______■ 尿素
 ↑


陸上生活に適応する進化的変化はたくさん起きたが、その中の3つを黒い四角で示してある。

脊椎動物の体はたくさんのタンパク質でできている。そして古くなったタンパク質は分解されて体の外に捨てられる。タンパク質が分解されると、どうしてもできてしまうのがアンモニアである。アンモニアは有害な物質なので、体の外に捨てなければならない。でも、昔はとくに困らなかった。私たちの祖先は魚類であり、海や川にすんでいたからだ。体の周りに大量の水があるので、アンモニアを捨てるために水がいくらでも使えたからである。

しかし、陸に上がった両生類には、そういうことができない。陸上には水が少ないので、なかなかアンモニアを捨てられない。でも、アンモニアは有毒なので、あまり体の中に溜めておけない。

そこで、とりあえずアンモニアを尿素に作り変えるように進化した。これが系統樹の中の一番下の黒い四角である。尿素も無毒ではないが、アンモニアよりは毒性が低いので、ある程度なら体の中に溜めておくことができるのだ。

それでも両生類は、水辺からあまり離れて生活することができない。その理由の一つは、卵が柔らかくて、すぐに乾燥してしまうからだ。だから、ほとんどのカエルは卵を水中に産む。水辺を離れて生活するためには、つまり、さらに陸上生活に適応するためには、卵が乾燥しない工夫をしなければならない。

ところで上記の系統樹Aと系統樹Bは、同じ系統関係を表している。しかし、見た目の印象はだいぶ違う。よく目にするのはAのような系統樹だ。これだと、ヒトは進化の最後に現れた種で、一番優れた生物であるかのような印象を受ける。

その工夫を進化させた卵が羊膜卵である。羊膜卵とは、簡単にいうと、羊膜で作った袋の中に水を入れ、その中に胚(発生初期の子ども)を入れた卵である。袋の中の水に、子どもをボチャンと入れておけば、乾燥しないからだ。さらに卵の外側に殻を作って、乾燥しにくくしている。この羊膜卵を進化させた動物は羊膜類と呼ばれ、水辺から離れて生活することができるようになった。

この初期の羊膜類から、爬虫類や哺乳類が進化した(間違えやすいが、爬虫類から哺乳類が進化したわけではない)。そしてさらに、爬虫類の一部から鳥類が進化したのである。

爬虫類や鳥類にいたる系統では、さらに陸上生活に適した特徴が進化した。尿素を、尿酸に作り変えるような進化が起きたのである。尿酸も尿素のように毒性が低い。でも尿酸には、その他にもいいことがある。尿酸は水に溶けにくいので、捨てるときにほとんど水を使わなくていいのだ。

陸上にすんでいる動物にとって水を手に入れるのは大変なことである。だから、水はなるべく捨てたくない。それなのに、私たちは結構たくさんの尿を出して、水をたくさん捨てている。もったいない話である。一方、ニワトリやトカゲは、尿をあまり出さない。

ニワトリやトカゲが、イヌみたいに大量の尿を出している姿を見た人はいないはずだ。それは、尿素を尿酸に変える能力を進化させたからである。
つまり、哺乳類は両生類よりも陸上生活に適応しているが、爬虫類と鳥類は哺乳類よりもさらに陸上生活に適応しているのである。

・・・・・引用終わり・・・・・

 

 

 

孫悟空

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